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(写真説明 上左:地下鉄の駅。上中:地下鉄駅のポットのオブジェ。上右:イスタンブールへの案内。)
さて,アタテュルク廟をあとにして,このあとはひたすらバスに乗ってイスタンブールへと向かう。走行距離は約450キロである。
これまた車窓の風景しか撮るものがないので,またもや途中の風景をいろいろと紹介しよう。
出発してすぐに地下鉄の駅の脇を通る。そこには巨大なポットのオブジェがある。しかも,口からはしっかりと水が出ているのだった。
(写真説明 上左&中:電車。上右:とぎれる走路。)
市内を走る電車に出会う。
途中でジョギングでもするためだろうかしっかりと陸上競技でもできそうな走路があるのだが,それが車道でとぎれたりしている。なかなか面白い。
(写真説明 上左:空軍の学校。上中:公園。上右:町のモスク。)
途中で空軍の学校の脇を走る。たくさんの航空機が並んでいる。トルコも徴兵制をとっている国らしい。
途中の公園では見慣れぬものが見える。これはここでバーベキューなどができる施設らしく,トルコの人々もこうやって外へ出て楽しむこともあるのだとか。
また,郊外へ出るとモスクが目につく。これまたトルコはイスラム教の国だということを改めて知らされる。
(写真説明 上左:高速道路の入り口。上中:郊外の風景。上右:高速道路走行中。)
いよいよ高速道路に入る。10時半過ぎである。あとはまたお昼ごはんまでひたすら走る。
このトルコの高速道路も日本のETCのような自動の料金収受システムがある。それ専用のレーンを通り抜ける。
町をはずれるとすぐに荒涼とした風景になる。日本のように町をはずれるとどこへ行っても緑の山々や畑が広がっているのとは違い,人が住んでいる町を離れると,このように荒涼とした風景が広がるところがたくさんある。お国の違いを感じてしまう。
(写真説明 左:途中に見えた湖。右:イスタンブールまで300キロ。)
時々湖や,緑の木々など景色の変化が楽しめる。しかし,イスタンブールまでは先は長い。
下の写真は途中で見かけた湖のほとりの赤い屋根のきれいな家々。
(写真説明 左:トルコの救急車。右:いったん高速道路をおりる。)
途中で見かけたトルコの救急車である。この国も救急車は白い。
アンカラからずっと高速道路を走っていたが,ボルの町を過ぎたあたりで,いったん高速道路からおりる。お昼ごはんのためである。
(写真説明 左:お昼ごはんを食べたドライブイン。右:乗ってきたバスを洗っている。)
ここでもバスを降りると,この店の人がバスを洗っている。このサービスを何回も見かけたが,トルコの特徴らしい。日本だったら運転手やバスガイドがいろいろと窓を拭いていたりするが,トルコは着いた店の人がこんな洗車をするらしい。
(写真説明 上左:カッパドキアパン。上中:本日のスープ。上右:スープの中は豆。)
やって来たパンはフランスパンだったが,見た瞬間これってカッパドキアのあの奇岩のように見えたので,上の方のパンを向きを変えてみる。もちろんこうやって出てきたわけではない。ちょっとしたお遊びである。
今日のスープの中身は豆,かなり細長い豆だった。
(写真説明 上左:豆料理。上中:キョフテ(肉だんご)。上右:コーヒーとチャイ。)
本日の主菜はキョフテという肉だんごである。肉だんごというかハンバーグという感じだ。これは焼いてある。
ごはんによく合うのだった。
トルココーヒーは例の絨毯工房でしか飲めなかったが,通常このようなレストランで注文すると,ネスカフェが出てくる。自分はやはりチャイでしょうということで,毎度おなじみ「チャイくだちゃい。」と言ってみたが,トルコ人に通じるはずもない……
(写真説明 上左:レストランへの階段。上中:やたらと人なつっこい犬。上右:ドライブインの遠景。)
食事を終えて,いつものように写真を撮りに少し道路まで出てみる。
なぜかやたらと人なつっこい犬がいて,寄ってくる。
(写真説明 上左:これから行く方向。上中:やって来た方向。上右:買ったお菓子を見せている。)
ここでは1階におみやげ屋もあり,連れあいはいろいろとお菓子を買うのだった。
午後1時10分過ぎ,再びイスタンブールに向けて出発である。
赤い屋根がたくさん見えるきれいな湖はきっとこれです。