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(写真説明 上左:緑の多い風景。上中:山の中の一般道(D100号線)を走る。イスタンブールまで220キロと出ている。上右:下に見える高速道路。)
(写真説明 上左:山あいの家々。上中:高速道路。上右:夏の風景。)
レストランをあとにして,再びイスタンブールを目指して走る。
レストランに行くために,いったん高速道路をおりて,一般道を走っていたのだが,その道はこの先峠越えである。そしてこのあたりの風景は日本とよく似ている。アンカラを出てから,町と畑のあるところ以外はかなり荒涼としたところが多かったが,ここは日本の山のように緑が多い。日本で山の中の峠越えをしているような感じである。
この走っている道も昔の重要な国道であったらしい。しかし,ふもとあたりに高速道路ができて,通行量が減っているようだ。
下にできている高速道路も,コンクリートの高架橋が続く。昔トルコ地震が起こって,このような高架橋は大丈夫かと言う議論になったらしいが,同じ地震国の日本の技術協力で,大丈夫であるということから,高架橋が建設されたということである。
(上の3枚,さらにその上の右1枚の計4つの写真の大きな画像は「
緑多きトルコの山々
」のページをどうぞ。)
(写真説明 上左:再び高速道路に入る。上中:今走ってきた道。上右:ひたすらイスタンブールに向かう。)
高速道路の入り口の案内が見えてくる。そこで再び高速道路に入るのだった。
午後2時20分過ぎ,ボル近くのドライブインを出てから1時間余り,マルマラ海が見えてくるのだった。
このあとしばらくして,途中のドライブインで休憩する。イスタンブールに近いこともあってか多くの車で賑わっている。
マクドナルドが道路をまたいで設置されている。上り線からも下り線からも利用できるようになっているのだった。
特におみやげを買うでもなく,ぶらぶら歩いていたのだが,ここで面白いものを見つける。といっても面白いと思わない人にとってはまったく興味のないものなのだが,ミニカーである。自分の乗っている車のミニカーなのだった。しかも,この車はすでにモデルチェンジされていて,今ではどこでも売っていないのである。しかも日本では売られたことがないであろう輸出向けの車名だった。それがトルコのふと入った店にあったので,1台買う。10リラ,約700円である。日本で買おうとするとおそらく3倍の2000円はするだろう。
ということで,トルコでなくてはならないわけではないが,思わぬ自分のためのおみやげを買ったのだった。
(写真説明 上左:ドライブインのマック。上中:ドライブインの風景。上右:ドライブイン。)
(写真説明 上左:途中の団地。上中:マルマラ海とモスク。上右:マルマラ海。)
(写真説明 左:イスタンブールの中心部に近づいてくる。右:郊外の住宅地。)
イスタンブールへはアンカラから向かったので東側(アジア側)から入るのだが,渡った橋はボスポラス大橋である。
(写真説明 上左:ボスポラス大橋を渡る。下流側。遠くに見えるのは中心部の高い建物やモスク。上中:ボスポラス海峡の下流側。上右:ボスポラス海峡の上流側。第2ボスポラス大橋が見える。)
(写真説明 上左:ボスポラス大橋から下流側。トプカプ宮殿方向。上中:渋滞中。上右:町の風景。)
さて,町にはいるとさっそく渋滞である。車はのろのろ運転となる。
この渋滞の中,車と車の間を歩いて水を売り歩く少年がいる。少年だけではなく,物売りのおじさんもよく見かけた。渋滞するからこその商売である。
こんな時間に少年が,と思ったのだが,今は夏休みだった。
(写真説明 上左:建築中のビル。上中:サッカー場。上右:バス専用車線。)
あちこちで建築中のビルも見かける。
トルコではサッカーがみんなの大好きなスポーツとして,定着しているらしい。サッカー場の脇を走ったが,ここには「AVEA」(アベア)の文字。これはトルコの携帯電話会社らしい。
走っている途中で興味深く見たのは,バス専用線である。バス専用レーンということで,バスが優先して走ることのできる車線というのはどこでも見かけるが,ここではまるで電車のようにフェンスで区切られ,バスしかそこを通っていない。つまり線路の代わりに道,電車の代わりにバスが走り,他の車はまったく走らないので,渋滞もなく,スピードも出せる。こんなバス専用線は初めて見た。