6ページ
(写真説明 ホテルの窓からの朝焼け。)
(左の写真の大きな画像は「
トルコ・アイワルクのグランドホテルテミゼルの窓からの朝焼け
」のページをどうぞ。)
トルコ3日目の朝を迎える。今日の起床は早い。出発が早いのである。朝起きてすぐ,ホテルの窓からの朝焼けを撮影する。午前5時40分頃である。
昨日イスタンブールの朝は雨であったが,以後一切雨にはあわない。毎日毎日いいお天気であった。
(写真説明 上左:本日の朝ご飯。上中:ホテルの向かいの通りから。上右:通りの向かいにある飛行場。)
食事のあと表の通りに出てみる。
(写真説明 ホテルの入り口のゲートにも魔よけの目玉というかお守り(ナザールボンジュウ)がある。右はそのアップ。)
朝食を終えて,ホテルの外へ出てみると,道路を隔てた向かい側には小さな飛行場がある。軽飛行機も止まっている。これもまた,リゾートホテルにやってくるお客が利用するのだろうか。
そして,ホテルの入り口のゲートにはこのあと何回もトルコで見かけることになるお守りのナザールボンジュウがついている。名前が長くてややこしいので,我々ツアーの面々はみんなして「目玉」とか「目ん玉」などと呼ぶのだった。
(写真説明 上左:ホテルを出てすぐの塩田。上中:左にエーゲ海,右に塩田。上右:遠く泊まっていたホテルが見える。)
ホテルを出てしばらく走ると,道路の左側に広く水をたたえたところがあった。ガイドのエラさんが「日本でも見られるのと同じような『えんでん』」と言うので,日本ではそんなにたくさん「塩田」があるわけじゃないので,これをすぐには「塩田」と思わずに,「でんえん(田園)」の間違い?と思ったのだが,やはり「塩田」だった。天気がよくて,乾燥しているところだからこそ,このように塩田があるのだろう。確かに海のすぐそばであるから,こんなこともしているのだろう。ふりかえると遠くに泊まっていたホテルが見える。
(写真説明 左:途中にある大きな港町アリアガ。右:併走している鉄道。)
さて,今朝は7時過ぎの早い出発である。目的地のエフェソスまでは約250kmの走行。
1時間ほど走ると,大きな港町が見える。(D550・E87号線)遠くに石油タンクが並んでいる。アリアガという町らしい。ガイドのエラさんから説明を受けたがすっかり忘れている。トルコで何番目かの石油備蓄基地だか何だったかのはずだ。
道路の中央分離帯の写真である。何を撮りたかったのかというと,そのゴミである。トルコの道はきたない。つまりゴミがやたら多い。中央分離帯や道ばたには延々とペットボトルなどのゴミが続く。世の中本当に缶やペットボトルというのは考えものだ。簡単で楽に手に入り,安くて便利なのだが,いいことには必ず裏があり,このように簡単に捨てられる。そして,いつまでも溶けてなくなるなどということがない。トルコの場合やたら人家のない道が続き,町と町の間隔が空いている。そんな人が見ていることもないということも原因だろうか。
まあ,日本の道でも,いったい日本人はいつからこんなにひどいマナーになったのかと思うくらいゴミが捨てられている道がある。それはたいてい山の中の道であったり,高速道路の出口で信号があったりと,いかにも馬鹿な日本人が捨てそうな場所にゴミがたまっているのを見かける。そうすると,タバコの吸い殻やゴミを平気で道に捨てる馬鹿の多い日本の人間がトルコ人のことを偉そうに言えたものではない。
日本の高速道路のパーキングのゴミ箱に持ち込みらしいゴミがあふれかえっているのを見かけるが,まだしも車の中にゴミをとっておいて,ゴミ箱に持ってくるだけマシと言わねばなるまい。道ばたに捨てられたものを回収する費用よりは,ゴミ箱を空にする費用の方がはるかに安いし,環境にもいい。
それにしても,トルコの道もきたないし,日本の道もきれいとは言いがたい。気をつけねば。
(写真説明 上左:きっと学校。上中・右:イズミルの町。)
(写真説明 左:イズミルをバイパスする道路。右:イズミルの町並み。)
2時間ほど走った午前9時頃,イズミル(Izmir)というトルコ第3の都市を通過する。郊外を走る高速道路であるが,立派なものである。
(写真説明 あまりにも丘陵地に家がきれいに密集しているので,撮影したのだった。)
(写真説明 左:エフェスとツボルグの工場。右:イズミルをバイパスする道路。)
途中ビールのツボルグやエフェスの工場が見える。トルコはイスラム教徒がほとんどを占めるイスラム教国であるが,かなり寛容な国のようである。このように酒に関しても寛容で,町中のレストランではいくらでもビールも飲めし,国産のビールがある。ワインや,ラク(raki)というトルコ独特の蒸留酒もある。イスラム教も穏健なスンニー派が大多数を占めるということらしい。
(写真説明 左:休憩したパーキングから来た方向を見る。右:休憩したパーキングから行く方向を見る。)
イズミルを離れてしばらく,午前9時20分頃いったん休憩する。高速道路のパーキングという感じである。かなり広い道を,みんながんがん飛ばしていくが,交通事故もいくつも見かける。このパーキングの少し手前ではひっくり返っている普通乗用車を見かけた。大型車と接触か何かしたらしい。果たして運転手は無事だったのだろうかというような事故である。ただ,最終日にイスタンブールの町中を走るのだが,それに比べると,地方の町というのはまだまだ安全運転だとあとになって思ったのだった。なにしろイスタンブールのあのすごい渋滞の中,車間が空いていないのに割り込んでくるのである。何度これってぶつかるんじゃないのと思ったことか。それに比べると,まだまだましなイズミルだった。