分類:和食・洋食・ラーメン
所在地:山形県西置賜郡飯豊町松原1898(国道113号線沿い)
探検時期:2021年11月
今回の探検目的:軽食
今回のお品書き:牛どんどん焼き
今回の所要経費:400円
探検隊の報告:
これが「山形のソウルフード」らしい。
長野は志賀高原から山形は蔵王温泉を目指す。
天気のいいのに誘われて,二泊三日の旅である。その二日目,ルートは中野インターチェンジから上信越道にのり,あとは北陸道,日本海東北道を走り,荒川胎内から国道113号線を東進する。その国道113号沿いにあった道の駅の一つがここ「いいで」であった。
「置賜郡」も「飯豊町」もちっとも読めない。地名というのは難しい。「置賜」は「おきたま」で,こちらはまだそういえばそう読めるかという感じだが,「飯豊」は「いいで」と読む。「いいとよ」かと思ったら,全くのはずれだった。
さて,ここへ来る前に「道の駅 白い森おぐに」でお昼ご飯を食べたばかりである。そのあと走ること30分弱,距離にしても30キロほどで次の道の駅にたどり着いたのだった。この旅では道の駅があるとすべて立ち寄っている。なので,ここにも立ち寄ってみたのだった。
で見つけたのが「山形のソウルフード」という言葉。
キッチンカーにいかにも手書きらしい文字の混じった手作りのお品書きが並ぶ。
ついさっき食べたばかりなのだが,お品書きの写真を見るとこれくらい食べられそうである。
いや何よりも「ソウルフード」だ。今食べなければ,この先いつ山形に来るかわからない。
ということで「おやつは別腹」とばかりに注文する。
3種類あったが,基本の「どんどん焼き」ではなく「すじ肉」の言葉に惹かれて「牛どんどん焼き」を選ぶ。「牛そぼろ,すじ肉入りでピリ辛みそ味」とある。
気のいいおじちゃんとおばちゃんのやっているキッチンカーだ。「注文したら届けるからそこのベンチで待っていてくれ。」と言われて,暖かい日差しの中,のんびり待つことしばし,ご所望の「牛どんどん焼き」がやってきた。
これは何なんだ?
箸に巻いたお好み焼きか。焼き海苔もついてるし,ソースにマヨネーズはお好み焼きの定番の味付け。それに牛肉が入り,ピリ辛みそ味ときている。
おやつにぴったり,いや,ビールのお供にもぴったりではないか。この濃い味は。
これを見ると「山形」を思い出し,これを食べると「山形」に来た気がする,それが「ソウルフード」か。
探検隊おまけの報告:
このとき(2021年11月)のキッチンカー「田舎や」のお品書きいろいろ
どんどん焼き→300円,チーズどんどん焼き,牛どんどん焼き→各400円
ベーコンチーズロール(ソースなしの味付きどんどん焼き)
キムチ風味,明太子風味,エビマヨ風味,コーンポタージュ風味→各400円
そのほか鶏唐揚げ,クレープ,カリカリポテトなどもあり
探検隊おまけの報告その2:
そういえば,富山県でも「どんどん焼き」というのを食べたことを思い出した。どこかで聞いたような名前だと思ったのである。
それは道の駅「ウェーブパークなめりかわ」のページに載っている。
この富山の「どんどん焼き」というのは半月形だ。だが,小麦粉の薄皮に,ソース味は同じ。
うーん,「どんどん焼き」とはどいういうルーツをたどって存在しているのやら。