トルコ旅行記
 −アヤソフィア聖堂(アヤソフィア博物館)へと行く
 (イスタンブール その7)−

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入り口 入り口のモザイク画 アヤソフィア聖堂の内部
(写真説明 上左:入り口。上中:入り口のモザイク画。上右:アヤソフィア聖堂の内部。)
 ブルーモスクの見学のあとは,そのお隣と言えるアヤソフィア聖堂へと行く。
 聖堂と言っても,今は博物館となっている。これまた元々キリスト教の寺院として建立されたものであり,それをそのあとイスラム教の寺院としたものである。そして,トルコ共和国建国後,アタテュルクさんの先見の明により,宗教施設ではなく,博物館としたものである。宗教というのは本当に難しい。どの教祖さんも基本的には人を殺してはいけないと言っているはずなのに,今この時代,その自分の宗教のために,破壊や殺戮をくり返す。これじゃあ,マホメットもイエスキリストもあの世で嘆いていることだろう。
天井(ただいま修復中) 2階から見る ステンドグラスの壁
(写真説明 上左:天井。上中:2階から見る。上右:壁のステンドグラス。)
 ここの天井は現在修復中である。先ほどのブルーモスクに比べて,中はやや暗い。ブルーモスクが白を基調としていたのに比べ,ここアヤソフィア聖堂は黒を基調としている。
 ここは2階に上がることもできる。
 四方には円形のアラビア文字のカリグラフィがある。日本でも文字そのものを芸術的に高めた書道というのがあるが,アラビア文字でもこのように芸術性のあるカリグラフィ,いわば書道があるということを初めて知った。
 そういう見方であちこちのモスクも入り口の文字や,中に書かれているコーランの一節などを見ると,読めはしないが美しく書いてあり,芸術性があることがうかがえるのだった。
外へ出て休憩中 (写真説明 左:外へ出て休憩中。)
 アヤソフィア聖堂では40分あまりの見学だった。
 ブルーモスクよりも落ち着いてみることができたし,2階へ上がるなど,動きのある見学で,こちらの方がよかった。
 この中に,昨日の地下宮殿にあったように,柱に丸い穴が開いているところがあり,そこで親指を当てて,ぐるっと一回りすれば願いがかなうというところがあったが,順番待ちであったのでやめた。
 左の写真はアヤソフィア聖堂を出て,休憩中である。まだ敷地内である。外の床に座り,座禅中である。
 ちなみに,この脇に噴水があり,そこがこのツアーの最後の集合場所だったが,一人外の噴水のところへ出てしまい,迷子になった。確かに噴水がここアヤソフィア聖堂の敷地内にあるが,ここのものは水が出ていなくて,噴水には思えないのだった。しかも出口からちょっと外を見ると,そこには公園があり,噴水が水を吐いている。まちがえるのも無理はない。
(アヤソフィア聖堂関連の写真の大きな画像は「 イスタンブール・アヤソフィア聖堂 」のページをどうぞ。)

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アヤソフィア聖堂