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(写真説明 左:ネヴシェヒルの町はずれ。右:トルコのパトカー。)
絨毯工房をあとにした我々はいよいよカッパドキアをあとにする。
ネヴシェヒルから来たときと同じ道を西へ走り,アクサライまでたどり着くと,今度はそこから北上して,ひたすらアンカラへと向かうのだった。
調子よく走っていたかと思うと,バスがいきなり路肩に止まる。パトカーがいる。どうも速度取り締まりをしていたらしい。いったい何キロオーバーだったのかはわからないが,いきなりの取り締まりである。どう見ても見通しもよく,車も少なく,速度がついつい出てしまう道なのだった。
途中の草原のテントである。これこそトルコ人が遊牧民であった名残か。
(写真説明 上左:遠くに見える高い山。はて何という名か?上中:トゥズ湖が見えてくる。上右:ジャガイモ満載のトラック。)
アクサライから分岐して,北上すること50キロくらいでトゥズ湖が見えてくる。
トゥズ湖はトルコで2番目に大きい湖であり,塩湖である。トゥズ湖という名前自体がトルコ語で塩湖という意味らしい。
走っている途中でいろいろな車に会うのだが,写真はジャガイモが満載だった。さすが食糧自給率が100%の国というべきか,とにかく走っていると,畑も多いし,野菜類もたくさん見かけるのだった。
(写真説明 左:トゥズ湖を歩く人々の遠景。右:ドライブインの入り口。)
トゥズ湖に近づくと,湖面というか,塩の上を歩く人々が見えてくる。そうして,そこへとたどる着けるドライブインへと入っていったのだった。
(写真説明 上左&上中:塩湖の上で。上右:塩の山を作り,塩をなめてみる。)
塩湖に出てみると,当たり前だが真っ白である。しかも延々真っ白である。こんな風景は日本ではお目にかかれない。
本当に塩辛いのかとなめてみるが,これまた当たり前だがむちゃくちゃ塩辛い。
そして,塩で山を作ってみる。みんなこんなことしてもよさそうなのに,誰も山を作っていない。海岸で砂があればついつい砂山を作ってしまうと思うのだが,その心理で,塩山を作る。真っ白な山ができあがるのだった。
(写真説明 左:なぜか人の作った塩の山を撮影する人。右:ドライブインを去る。)
塩山から去ろうとすると,なぜかその塩の山を撮影する人が何人もいる。これが不思議だった。
ついでながら,このドライブインでエフェスの缶ビールを1本買う。これも不思議なことに値切るとまけてくれたのだった。
(写真説明 上左:交差点でヒッチハイクする人たち。上中:アンカラ市街に近づく。上右:面白いビル。)
この旅では時々ヒッチハイクする人を見かける。高速道路の中央分離帯にもいた。左の写真もアンカラに向かいながらふり返って撮っているが,「直進アクサライ,右コンヤ」と出ている。つまり,今我々がやって来た町アクサライ方向へとヒッチハイクをしているらしい。すでに午後5時半近い。果たして彼らはうまく目的地にたどり着いたのだろうか?
(写真説明 上左:アンカラ大学。上中:軍事施設らしき建物。上右:歩道のお店。)
いよいよアンカラの町に近づく。アンカラ大学の脇を通り抜ける。ガイドのエラさんの出身大学である。
(写真説明 左&右:何かの像。)
市内に入り,何かの像を撮影したが,どうも独立のときの戦いを記念したものらしい。
(写真説明 左&右:アンカラ城塞跡。)
そうして,夕食のレストランへと行くのだが,それはアンカラの要塞跡のすぐそばにある。
バスを降りて,歩いてレストランへと向かったのだった。
(写真説明 左&右:レストランへ行く途中の豆屋さん。)
途中に豆屋さんがある。豆を山積みにして売っている。毎度おなじみピスタチオも山盛りであるのだった。
さてでは,レストランへと参ろう。