トルコ旅行記
　－トルコ石のお店に立ち寄ったあと，洞窟の家へと家庭訪問
　（カッパドキア　その３）－

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（写真説明　上左：トルコ石の店の前から中央分離帯で撮影。上中：トルコ石のお店。上右：中央分離帯。）

　ウチヒサールを出たあと，２か所ほど眺めのいいところで休憩したが，そのあとはいったんギョレメの町を通過してアヴァノスの町へと向かう。
　お昼からずっと走っているギョレメ－ウチヒサール道路（５０－０８号線）の終わりに近いアヴァノスの町の南の外れにあるトルコ石のお店へと行ったのだった。
　まあこのようなツアーではおなじみのお店である。しかし，トルコ石にはまったく興味のない自分は，説明を聞いたあと店を出る。そうして店の周りをぶらついてみたのだった。
　左の写真はギョレメ－ウチヒサール道路（５０－０８号線）の中央分離帯から北側を撮影している。この向こう側がアヴァノスの町の中心部である。５０－０８号線はこの先の交差点で終わっており，直交している道路は大きなＤ３００号線である。
　真ん中の写真はそこからふり返って，南側を撮影。左手に見える建物がトルコ石のお店である。
　右の写真は道路を横切り，トルコ石のお店の向かい側から交差点付近を撮る。ゼルベ７キロ，ギョレメ９キロ，ウチヒサール１１キロと出ている。

陶器のお店
（写真説明　上左：中途半端な横断歩道。上中：暇つぶしに飲んだチャイ。上右：陶器の店。）

　しかし，この写真にもあるように，この交差点の横断歩道がかなり中途半端である。横断歩道の信号があり，路面にも横断歩道のペイントがあるが，全面ではなく，かなり中途半端である。しかも，この横断歩道の先には縁石があり，花だんがある。果たしてこの横断歩道を渡った人はどちらへ行けばいいのか。なかなか面白い（？）横断歩道だった。
　ぶらぶらしていると，同じツアーのおじさんに会う。暇だからチャイでも飲みに行こうと誘われる。それで，先ほどの交差点の北西の角にあるガソリンスタンドの隣にあったレストランへと入ってチャイを注文する。天気がいいので外のテーブルでチャイを飲む。２リラであった。
　さて，しばらくするとうちの連れあいもトルコ石の店から出てくる。買う気がないので，早く出てきたのだった。そうして隣にあった陶器の店に入ってみる。そこでいきなり鍋敷きを買う。
　この町アヴァノスが陶器の町であることはあとで知ったのだった。

これから家庭訪問　さて次に，予定を変更してというか，予定を追加してというか，予定にはなかったカッパドキアの洞窟の家に今も住んでいるご家庭への家庭訪問である。
　ガイドのエラさんがよく知っているらしく，特別に行ってみることになったのだった。
　ここはウチヒサールとギョレメの町の中間あたりにあり，先程来走っているギョレメ－ウチヒサール道路（５０－０８号線）のちょっと南に入ったところにある。
　さて一体どんなところなのだろうと，みんな興味津々で歩いて向かったのだった

（写真説明　上左：ガイドのエラさんとこの家のお母さん。上中：居間にて。上右：おやつ。）

　扉を開けて入ると，そこは大きな居間である。我々のツアーのメンバー２１人がぐるりと周りに腰掛ける。
　そうして，この家のお母さんにいろいろと説明を聞き，ついでにみんな質問をするのだった。
　このカッパドキアにも雪が降り，雪が積もるとのことだった。かなり積もったこともあるということだったので，一体どれくらい積もったのか聞いてみたら５０センチとのことだった。５０センチくらいでは驚かない雪国金沢育ちの自分だった。
　途中で毎度おなじみチャイが出てくる。そうして，手作りのおやつも出てきたのだった。

世界遺産に住む犬と共に
（写真説明　上左：絨毯を背景に。上中：外の小部屋。上右：この家の犬。）

　絨毯を背景にこの家のご夫婦と記念撮影をする。この絨毯もこのお母さんの手作りらしい。
　外には小屋というか小部屋がある。風通しもよく，眺めもよく，お昼寝するにはぴったりのところである。
　世界遺産に住む犬君とも記念撮影である。

（写真説明　上左：この家の遠景。上中：ぶどう棚の下から外を見る。右：この家の外観。）

　１時間くらいの家庭訪問であった。
　何ともはやのんびりとした時間が流れている。
　世界遺産に住み，目の前で畑を作り，多くを望まなければ，充分な幸せが手に入る，そんな感じであった。