トルコ旅行記
 −中部国際空港からソウル経由でイスタンブールへ−

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 金沢を夜中2時過ぎに車で出発する。朝9時35分発のソウル行きなので,夕食後直ちに就寝,夜中2時過ぎの出発である。車は中部国際空港(セントレア)近くの民間駐車場に預けることにした。8泊で7800円である。
常滑の郵便ポスト (写真説明 左:陶磁器会館のポストのオブジェが面白い。)
 しかし,少々早く着きすぎて,これでは時間が余るので,高速道路の常滑インターチェンジを降りた後,常滑の町に寄る。まだ誰も歩いていないような時間に「やきもの散歩道」をしばらく歩いたのだった。
 さて,セントレアに着いて,ツアーの手続きをしてから,軽く朝食を食べる。ふらりと歩いて,レンガ通りの「美濃味匠 旅処」で鯖寿司とそばを食べる。そして,早速ビールをいただく。まあ,これが熟年夫婦の旅の始まりなのだった。
中部国際空港(セントレア)を飛び立つ 機内食(間食?) 韓国の街
(写真説明 上左:セントレアを飛び立つところ。上中:機内食(間食?)。上右:降下中に撮影した韓国の町並み。)
 セントレアからは定刻通りに飛び立つ。午前9時35分のKE0752便,大韓航空(korean air)である。ソウル(インチョン)経由で行くのだった。ソウルまでは約2時間の空の旅。乗って30分ほどで軽食が出る。これまたビールをリクエスト。韓国のビールが出る。それにお寿司。すべていただき,後はくつろぐ。ジャンボジェット機で,一人一人に液晶ディスプレイがついていて,好きな番組を楽しむことができる。映画をじっくりと見ている暇はない。そこでゲームをしようと思ったが,操作に慣れるまでに暇がかかる。なんてことをやっているうちに,すぐに仁川(インチョン)国際空港に着いたのだった。
インチョン国際空港に着陸 ウズベキスタン航空機 これから乗る大韓航空機
(写真説明 上左:インチョン国際空港に着陸。上中:ウズベキスタン航空機。上右:これから乗る大韓航空機。)
 ここ仁川国際空港では3時間弱の待ち時間である。そんなにのんびりとはする暇もない。だが暇なのでビールを飲む。(缶ビール1本9000ウォン)ついでに暇だが,どこへも行けないので,飛行機を眺める。珍しい機体のウズベキスタン航空機が現れたので,撮影する。こうやっていらないものまで撮影するので,この旅で千数百枚の写真を撮ったのだった。
インチョンを飛び立つ 機内食(昼食) (写真説明 左:インチョン国際空港を飛び立つところ。右:機内食。)
 続いてのイスタンブール行きはKE0955便。午後2時50分頃仁川を飛び立つ。
 飛び立って1時間半ぐらいして昼食が出る。昼食といっても,すでに午後の4時半である。選択肢は2つあり,ビビンバとビーフシチューだったのだが,いかんせん,座席が後ろの方で,前からの選択だったからビビンバが売り切れた。韓国から乗った韓国のお客さんたちはほとんどがビビンバを選択している。お国に戻ったらいくらでも食べられるんだから,珍しいと思っているお客に残しておいてよ,と言いたいが,仕方ない。せっかく大韓航空のビビンバが食べてみたかったのに残念である。
 イスタンブールまでの飛行機は小さめ。(確かボーイング747)この機材には座席にディスプレイがない。11時間も乗っているのに,暇つぶしができない。(と言うか,先ほどの名古屋,仁川間でやりかけたゲームをしたかっただけ。)そこで,飛行の位置確認は今回持参したGPS(ガーミン社製Oregon300)で行う。このGPSがおもしろい。離着陸時には電子機器が使えないので,電源を切っておいたが,水平飛行にはいると,電源を入れる。現在地や飛行速度などが表示され,恰好の暇つぶしである。どこの上空を飛んでいるかがすぐにわかる。昼食の後の映画が「モンスターVSエイリアン」だったので,一度見たのだが,おもしろかったので,しっかりと見る。
機内食(晩ご飯)日本時間 機内食(晩ご飯)日本時間 (写真説明 左:魚料理。右:鶏料理。)

 午後10時頃夕食が出る。夕食と言っても,すでに夜食の時間である。今回は後ろの方からの選択で,魚と鶏との選択だったが,どちらもある。うちの連れ合いと一つずつ頼む。魚の方はご飯に魚料理のあんかけ。鶏の方は,麺である。麺がなかなかうまかった。
 日本時間の午前1時50分過ぎ無事イスタンブール,アタテュルク国際空港(Ataturk International Airport)に着陸する。いよいよトルコ入国である。現地時間では,時差7時間のサマータイム実施中で時差6時間となり,午後7時50分である。入国審査はかなりの列である。待っていると,どこか中東あたりの国らしき青年が割り込んでくる。韓国のおばさんがその青年たちに後ろへ行けと文句を言う。(もちろん韓国語で)ついでにうちのツアーの添乗員さんが英語で文句を言うが,動こうとはしない。どこの国にもマナーを守らない者はいるものである。
 入国後はトルコリラへの両替。とりあえず1万円を両替する。139トルコリラなので,このときのレートは1円が0.0139リラ。つまりは1リラが71.9円だった。
 今日はホテルへの移動のみである。ホテルへのバスの中で,このあとずっとトルコを案内してくれるガイドのエラさんと対面する。
 ちなみに,今回のパッケージツアーのメンバーは21人だった。
イスタンブール ホテルの前の通り イスタンブール ホテルの様子 本日のビール エフェス
(写真説明 上左:ホテルの前の通り。上中:ホテルの様子。上右:本日のビール「エフェス」トルコで飲んだ初のビール。)
 泊まったのはバルセロ・プレミアム・エレシン・トプカプ(Barcelo Premium Eresin Topkapi)。バルセロとつくくらいなので,スペイン系のホテルなのか,あちこちにスペイン語の表示がある。
 今夜は風呂に入って眠るだけだが,その前に風呂上がりのビールの調達をしに行く。ホテルの周りにはマーケットらしきものはない。しかし,ホテルの周りを偵察するとガソリンスタンドがある。これまでの外国旅行の経験では,ガソリンスタンドにちょっとした店が併設していることが多かったので,ここトルコでもそんなことがあるかもしれないと行ってみると,しっかりと店があり,ビールを売っているのだった。また,トルコでは基本的にガソリンスタンドには店が併設されていることが,この後旅をする中でわかったのだった。ちなみに,ここで買ったビールが「エフェス(EFES)」である。並んでいたいくつかのビールの中で,これまで見たことがないものを選んだのだったが,これがトルコのビールであることを,これまたこの後旅をする中でわかったのだった。

トルコ旅行記 関連地図(GoogleMap)

アタテュルク国際空港(当時)

エレシン・トプカプ・ホテル