分類:喫茶
所在地:岐阜県岐阜市花園町(長住町7交差点の南側)
探検時期:2022年6月
今回の探検目的:朝食(モーニングサービス)
今回のお品書き:ホットコーヒー(+モーニングサービス)
今回の所要経費:350円(+0円)
探検隊の報告:
わっ,これだけ出てきて350円なのか!のモーニングサービスだった。
岐阜市の朝である。ホテルは素泊まり。朝食はないので,どこかで食べることとする。近くに喫茶店はないのかと調べると,すぐ近くにあったのがここ「じじばば」だった。そしておあつらえ向きに「モーニングサービス」もある。そこで荷物を担いでやって来た。
ここは朝6時からの営業らしい。すでに2人連れが朝のコーヒーを終わらせようとしている。
空いている窓際の席に座り,ホットコーヒーを注文し,「モーニングサービス」も頼むと「トースト」か「サンドイッチ」かと聞かれて,ここはやはり水分の多い「サンドイッチ」を選択する。
ほどなくしてホットコーヒーがやって来て,間もなく「モーニングサービス」のお皿がやって来たが,これがまたこれまでに食べたことのない「モーニングサービス」だった。なにしろこれがコーヒーのお値段そのままで,特に追加代金を取られることもない。
サンドイッチ,ミニサラダ,茶碗蒸し,スパゲッティナポリタンが載っている。
何と言っても「茶碗蒸し」が特徴的だろう。コーヒーに和食の「茶碗蒸し」である。あとのものはすべて洋食。その中でひときわ異彩をはなつのが「茶碗蒸し」だ。しかも温かい。
はて,岐阜の「モーニングサービス」には「茶碗蒸し」がつきものなのだろうか。初めていただく岐阜市の「モーニングサービス」なので,実態はちっとも分からない。「モーニングサービス」といえば,お隣名古屋発祥の「コメダ珈琲店」の「モーニングサービス」くらいしか経験したことはないし,金沢で「モーニングサービス」といえば,コーヒーだけの値段では終わらず,追加料金が発生するのが常である。このようにコーヒー代金のみで,これだけのサービスで,しかも「茶碗蒸し」つき。旅に出るとなかなかに面白い経験をするものである。
そうそう,自分達のあとにも次々とお客がやって来るのだが,それがみな店の前に路上駐車である。自分達が店を出てみると,4台ほどが店の前に並んでいる。
この店には駐車場はない。しかし,なんのその,道路という立派な駐車施設がある。
昨日来思ったことだが,岐阜市の人口は金沢市よりも少ないにもかかわらず,道幅は金沢の2倍3倍が普通である。そして,渋滞は見られなかった。
それから古びたコンクリートのビルや建物も駅前なのにたくさん目につく。失礼な言い方だが,なんだか映画の張りぼてのように,表はきれいだが,裏は何もないといった感じである。いや,きれいなところと,薄汚れたところとの対比が目立ちすぎると言うべきか。これはやはり第2次世界大戦で空襲を受け,戦後復興した街ならではの光景かもしれない。金沢のように400年以上も戦乱にも巻き込まれず,空襲もなかった街は,江戸時代のままの狭く曲がりくねった道が残り,建物までもが江戸時代のものも残る。金沢では道が狭いがゆえに,古くさい建物も,まあそんなものかと思ってしまうのであった。
旅に出てみると,いろんなことを感じるものだねえ。
探検隊おまけの報告:
今回の岐阜の旅は,以下のページをどうぞ。
★おとなの焼き鯖寿司(駅弁・番匠本店・特急「しらさぎ」の旅のお供)
★大衆酒場 ホームラン(岐阜市・居酒屋・昼間っから歩道にはみ出してみんな呑んでるし……鶏レバテキは絶品でした)
★天然温泉 金華の湯 ドーミーイン岐阜駅前(岐阜市・ホテル素泊まり・夜に「夜なきそば」のサービスあり)
★じじばば(岐阜市・喫茶店・茶碗蒸しのつくモーニングサービスってのも初めて・しかも,これで350円でいいのか?!)
★ぎふ初寿司(岐阜市・寿司屋・海に接していない県のお寿司も美味しかったね・まだまだ柳ヶ瀬商店街も賑やかでした)
★じびるや(高山市・地ビールとおつまみ・ふらり立ち寄る休憩の時間・「ワカコ酒」の武田梨奈ちゃんの色紙発見)
★天然温泉 陣屋の湯 スーパーホテル飛騨高山(高山市・ホテル1泊朝食バイキング・県民割で超お得価格)
★てながあしなが(高山市・食堂・高山ラーメンと飛騨牛を両立させる店を探して歩く・ここでもまた牛すじを)
★酒蔵のん兵衛まつり(高山市・「飛騨高山・御酒飲帳」を買って,楽しく酒蔵を飲み歩くイベントやってました・1時間で6酒蔵制覇)