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(写真説明 上左:グランドバザールの入り口の一つ「ヌルオスマニエ門」。上中:グランドバザール。上右:靴がぶら下がっている。)
イスタンブール最後の見学地は「グランドバザール」である。
それにしても駐車場は混んでいる。大型バスが何台もやって来ている。そして,その大型バスが,何ともはやほんのわずかのすき間をぬって駐車する。こんなところに入るのだろうかというくらいの場所にうまく後進してバスを止める。
さて,入り口であるが,その駐車場のところにある「ヌルオスマニエ門」から入る。左の写真がその入った門なのだが,門もいくつかある。そして店の数もいったいいくつあることやら。ただ,とてもわかりやすかったのは,それぞれの店に順番に番号がついていることである。そして,入ったヌルオスマニエ門のところの店の番号が1番である。したがって,迷ったら店番号を確認して,とにかく順番に数字がついているから,1を目指せば帰ってこられる。これがこのグランドバザールのわかりやすいところだった。おそらくほかの門から入ってもその店番号さえわかれば,それを頼りに戻っていくことができるだろう。
しかし,一つ失敗だったのは,どこにどんな店があるのかの事前調査をしていかなかったことである。同じ種類の店が固まっているということなのだが,あまりにも店の数が多い。目的とするものがどのブロックにあるのか,たどり着けないのだった。だから結局は入ったところから近くにあった宝飾の店と衣類の店のブロックあたりをうろつくだけだった。
イスタンブールのグランドバザールにお出かけの予定のある方は,ぜひともその店々の配置図を持って行かれることをおすすめする。ちなみに,現地で調達しようと思ったのだが,わからなかった。
(写真説明 左:Tシャツを買った店)
今回この「グランドバザール」で買ったのはピアスとTシャツである。
左はTシャツを買った店である。値段は一応付いているが,値切ることもできる。今回もまた値切ったのだった。そうして5枚のTシャツを買った。
時間があれば,もっとゆっくり全体を回ってみただろうが,おそらく今回は10分の1も回っていないだろう。見ていないものも多数ある。1時間ほどもこのグランドバザールにいたのだが,買い物をしながらいたので時間が足りないのだった。
外へ出ると夕方の礼拝の時間だろうか,ヌルオスマニエ門のそばにあるヌルオスマニエ・ジャミィから大音量のコーランが流れている。これを聞くと,ああイスラム教国にいるのだなあと実感する次第。
駐車場に行くまでのところに,ガイドのエラさんの知り合いの店があり,エラさんもいたのでそこに立ち寄ってお茶を買ったのだった。
(写真説明 左:再びオベリスクの前を通る。右:古い城壁のあと。)
グランドバザールをあとにして,いよいよアタテュルク国際空港へと向かう。
これにてイスタンブールの風景も,いやトルコの風景も見納めである。
9日間の旅であったが,実にいろいろなものを見た。そして見足りなかった。
(写真説明 アタテュルク国際空港の入り口あたり)
6時ちょっと前にアタテュルク国際空港へと到着する。トルコに着いたときには夜であり,暗かったが,今度はまだ明るい。
イスタンブールの西に位置する,トルコへの玄関口だ。
(写真説明 左:ケバブサンド中サイズ。右:ビール大。)
さて,荷物を預けて,空港で時間がある。機内食が出るのはわかっているのだが,それまでに少々の腹ごしらえである。
空港の中をふらふら歩くとフードコートがある。そこで,今回のトルコの旅で食べ損ねた「ケバブサンド」を食べてみることとする。サイズは小中大と3通りあるのだが,いったいどれくらいかはわからない。うちの連れあいと共に食べるのだが,カウンターのおねえさんにサイズを聞いてみる。すると,大きさを手で表現してくれたのだが,じゃ中サイズということで注文した。しかし,2人で1個だが,その中サイズが大きい。やはり外国である。トルコの中サイズが日本の特大サイズである。
ついでに,というか,もちろんビールも注文する。エフェスを2本注文したのだが,瓶ビールであり,今度は少ない。それで,お代わりにビール大を注文した。すると今度は写真のような大きなグラスで出てきた。
はじめからケバブサンドは小で,ビールは大にすればよかったと反省する2人だった。
東側に見えるのが「ヌルオスマニエ・ジャミィ」。その近くに「ヌルオスマニエ門」がある。