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いよいよこの旅行記も終わりにさしかかるのだが,毎回毎回の食事については全食撮影した。なにしろ「満腹探検隊」なのである。ということで,シンガポール最後の夜の晩ご飯は四川料理である。
(写真説明 上左:前菜。上中:麻婆豆腐と何か肉の炒め物。上右:焼きそば。)
今回行った店は「千禧楼(Qian Xi)」という。花拉公園 海鮮酒楼((Farrer Park)Restaurant)と付け加わっている。四川料理だが,そんなに辛くない。日本人向けなのか,どうなのかはわからない。しかし,うまい。まあこの「満腹探検隊」は食べ物をまずいと思ったことはまずない。今回の旅でもいろいろと味わったが,毎回満腹になった。
(写真説明 上左:炒飯とりわけ中。上中:お店。上右:お店の前は龍山寺の裏。)
さて,このレストラン,入るときに「Farrer Park」と書いてあり,どこかで聞いたような名前だと思ったら,この日午前中に乗ったMRTの駅の名だった。それで,ガイドさんにリトルインディアはこの近くなのかと聞いたら,すぐそばだと言う。そして,食事が終わり,外に出てみると,「龍山寺」と書いてある。なんと午前中にやってきた「龍山寺」の真裏だった。こんなところなのかと改めて感心する。
これまた来週の独立記念日のリハーサルなのか,5機のジェット機がアクロバット飛行をしているのだった。
さて,いよいよナイトサファリへと行く。
(写真説明 左:ナイトサファリの入り口。右:ショーをしている。)
ナイトサファリはたくさんの人でごった返している。世界初の夜の動物園であり,シンガポールの数少ない夜の娯楽施設らしくて,いっぱいの人である。免税店の時間延長なんかどうでもよかったので,ここにもっと長くいたかった。
(写真説明 上左:何か不明。上中:フラミンゴ。上右:象。)
ナイトサファリはストロボをたいてはいけないので,デジタルカメラのISO感度を3200にしたのだが,それでもこの暗さでは写真は撮れない。ちょっとそれらしく撮れたものを紹介するが,それでもシャッタースピードがかなり遅いので,ぶれている。
それと,このトラムの最前列に座ったのも失敗だった。運転席が邪魔をするのだった。最前列よりも真ん中あたりがいい。
それでも,夜の動物たちを見ることができて面白い経験だった。うまいことこのナイトサファリの時間にあわせてあるのか,動物たちも結構えさを食べているので,動いている姿を見ることができる。
それにしても,日本語ガイドのトラムに乗ったのだが,この女性のガイドは素晴らしく流ちょうな日本語である。しかも,敬語を使う。下手な日本の若者より数倍まともな日本語である。
(写真説明 上左:ナイトサファリのトラム。上中:ナイトサファリの集合場所の飛行機の下でガイドさんと。上右:道路の入り口にあるナイトサファリの案内。)
乗ったトラムの写真を撮ってみた。ここはストロボ可である。日本人客が多いのやら,3両連結のトラムを2つくっつけて走っていた。
それにしても,今回,昨日シンガポール駅から付き合ってくれたガイドさんは面白かった。名前が「ホー・チ・ミン」さんで,「ベトナムで聞いたことあるかもしれませんが,関係なくて,中国語で『ホー・チ・ミン』です。」とのこと。どんな漢字で書くのだろう?
自己紹介の時,「日本では人の名前に親しみを込めて『〜さん』と言うと思うけど,中国では頭に『ア』を付けるんですよ。」とこのと。「『陳さん』なら『ア・チン』,私は『ホー』だから『ア・ホー』ね。」と言われて,名前は忘れない。
最後の集合場所はここですよ,との飛行機の下で記念撮影である。7時半過ぎに入り,9時にはここを出る。もったいないツアーだなあ。
ということで,いよいよ今回の旅も終わりを告げる。ここからチャンギ国際空港へと向かうのだった。