分類:和食
所在地:大分県別府市北浜(ソルパセオ銀座通り)
探検時期:2013年7月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:りゅうきゅう+ビール
今回の所要経費:1210円
探検隊の報告:
別府3日目の夜である。1軒目は「居酒屋 戎(えびす)」で美味しい「とり天」を食べ,そこで聞いた「竹瓦温泉」の外観を見,そしてふらふらと歩いてホテルへと向かっていた。いったん駅前通に出て,西進し,ソルパセオ銀座通りとか言う通りに再び入ったところにあったこの「鐵板 呑み家」という居酒屋にふらりと入る。表の「昭和のレストラン」という謳い文句に昭和生まれのおじさんはひかれ,ふらふらっと入ったのだった。なにしろ「鉄板」がわざわざ戦時中まで使われていた旧字で「鐵板」と表現してある。おまけにこれまた戦前じゃないが,表の看板の文字が右から左へと書いてある。
入ると先客は外国人らしき二人連れがカウンターに座っている。自分も一人なので,L字型のカウンターの入り口側に座る。店員というものは誰もおらず,おかみさんが一人で切り盛りしている。カウンターの上のボタンを押して,おかみさんを呼ぶ。瓶ビールを注文すると「キリンですか,アサヒですか。」と聞かれて,キリンである。そして,先ほどの「居酒屋 戎」では大分名物「とり天」だったので,ここではもう一つの大分名物「りゅうきゅう」を注文する。
出てくるまでにちょいとトイレに入るが,これがまた昭和レトロと言うべきか,手洗いが昔うちにもあったコンクリートの四角い流しである。あまりに懐かしいのでつい流しの写真を撮る。ついでに,待つ間カウンターの向かいの写真を撮る。美空ひばりのラベルの貼ってあるワインのボトルが置いてある。とにかく店内は昭和時代の映画のポスターやら,商品の広告やらで懐かしい雰囲気をかもし出しているのだった。
この店は「鉄板」と頭に付くように,鉄板焼きがウリらしい。つまり,お好み焼き,ネギ焼き,もんじゃ焼きなどである。「呑み家名物 地獄の銀ちゃん焼き」なんてお品書きもあったが,はて,何なんだろう。
待つことしばし,ご所望の「りゅうきゅう」がやって来る。(680円也)「りゅうきゅう」は一昨日食べたが,ここのものは魚が大ぶり。刺身にそのまま出してもいいくらいの大きさである。赤身の魚なのでマグロ刺しである。しかし,このタレがかなり濃いめ。もう少し薄めで甘めでもいいかなと思ったが,どうもこの味,濃さのために繊細さに欠ける。なんだか刺身を醤油にどっぷりつけて食べているって感じである。
せっかくなので「とり天」も注文しようかと思ったのだが,新たなお客も入ってきたし,おかみさん一人でどうも忙しそうだし,「りゅうきゅう」の味も大味だったし,まあいいか,とこの店をあとにしたのだった。
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。