分類:和食・洋食・中華
所在地:札幌市中央区北1条西11丁目
探検時期:2012年7月
今回の探検目的:結婚披露宴
今回のお品書き:とにかくいろいろ
今回の所要経費:会費14000円
探検隊の報告:
親戚の結婚式が札幌で行われるので,北海道へとやって来た。その2日目である。
昨日金沢から飛行機で札幌へとやって来た。1日目は小樽観光をしてきた。(「おたる鮨玄」「北の漁場」のページ参照)そのあとまた札幌へと帰ってきて,夜はとりあえず宴会である。(「ゆうゆう亭」(極楽湯さっぽろ弥生店内)「てまひま」「Opus One(オーパス・ワン)」のページ参照)ここまでが1日目である。
そして,2日目,結婚式後の披露宴である。
以下,お品書きの内容にしたがって,料理を紹介しよう。
左,始まりの状態。右,乾杯のシャンパン。
「刺身」である。「鮪,かんぱち,烏賊鳴門,南蛮海老」とある。
南蛮海老って何だろうと思ったが,あとで調べてみると「ホッコクアカエビ」のことで,別名として「甘えび」「南蛮海老」という名称があるらしい。つまり,金沢ではおなじみの「甘えび」のことだった。
「雲丹のロワイヤル」。これまたロワイヤルとは何だろうと思ったが,要するに洋風の茶碗蒸しらしい。和食ならば昆布やかつお節で取った出汁と醤油が茶碗蒸しの基本だが,出汁が洋風,つまりブイヨンであるらしい。
「金目鯛の錦糸包み 梅肉餡仕立て」。
北海道の結婚式の披露宴に出て驚いたのはそのお客の多さである。テーブルが20もある。百数十人の披露宴である。若いのに何でこんなにたくさん来るの,と思ったが,それもそのはず,北海道の披露宴はすべて会費制とのことだった。つまり,何人でも知人や職場の同僚を呼ぶことができる。なにしろ会費制なのでこちらからの持ち出しはない。もちろん,基本的な費用は必要だが,お客の数に比例するわけではない。また,会費のみでよくて,ご祝儀は出さないらしい。確かに,このような披露宴にちょっとした関係で呼ばれて,いちいちご祝儀を出していたら大変だ。いやしかし,たくさん呼ばれて,会費を出すのも結構大変のような気がする。職場の上司など,次々と呼ばれては会費が必要になるのでは大変ではないかと,余計なことを考えたのだった。
「スズキのトマトフォンデュとパルメザンチーズ焼き」。
当たり前だが料理は洒落ている。
この「ロイトン札幌」は札幌の条里制の区画の一つを丸々占めている大きなホテルである。
ちなみに,挙式は北海道神宮だった。これまた立派な神社だった。
「大海老のチリソース煮 金魚餃子添え」。
金魚餃子というのが面白い。なので,少々前からもアップで撮ってみた。
前も金沢の居酒屋「談楽」で「きんぎょうざ」をいうのを食べた。この餃子で金魚を作るのはついつい遊び心で人は思いつくものらしい。
「牛フィレ肉のポワレ 茸風味焼き」。
まあ,出てきた料理のお品書きはあるのだが,果たして牛フィレ肉ってどこだっけ?とか,ポワレって探偵の名前だったっけ?とか,「茸」は「きのこ」と読むはずで,間違いないよな?ってな具合で,世の中なんて幅広い知識が必要なんでしょ。
ちなみに「牛フィレ肉」とは「1頭の牛からほんのわずか(3%)しかとれないサーロイン,ロースと並ぶ高級部位」とある。まあ,牛の背中に近いあたりってことらしい。
ちなみに「ポワレ」とは「フランス料理の調理法のひとつで,本来の意味は「蓋をした底の深い銅鍋に,少量のフォンを入れ蒸し焼きにする」という調理法らしい。ついでながら,探偵は「ポアレ」ではなく「ポアロ」だった。アガサクリスティーの小説に登場する。
ついでながら「きのこ」は「茸」以外にも「菌」も「きのこ」と呼べる。どこかで「木の子」と書いてあるのを見かけたような気がするが,はてどこだったことやら。
「にぎり寿司 鯛 サーモン 蟹」。
最後にご飯としてにぎり寿司が出てくる。
しかし,それにしても百数十人にほぼ一斉に料理を出すことは何と大変なのだろうと,人ごとながら思うのであった。
最後のデザートである。「ナッツショコラとフランポワーズシャーベット」。それにコーヒーが出る。
甘いものはいただかないので,写真のみである。
以上,おめでたい披露宴が終わる。
なんだか最後にやたらと長い挨拶をする人がいる。果たしてこれはプログラムに組み込まれていたのか。まあいいだろう。おめでたい席だ,静かにしておこうと思ったが,連れあいがなんだかぶつぶつ言っていたのだった。
さて,このあとは夜の札幌へと行くことになる。
続きは狸小路の瑠玖(るっく)のページをどうぞ。
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:ロイトン札幌のウェブサイト