満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:和倉温泉(わくらおんせん)のと楽(のとらく)

分類:和食・洋食
所在地:石川県七尾市石崎町香島(和倉温泉)
−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2016年11月  今回の探検目的:宴会+朝食
今回のお品書き:1泊2食
今回の所要経費:いろいろ込みで24000円あまり
探検隊の報告:
七尾湾の眺め  同業者との一足早い忘年会である。
 1年前の「あえの風」に引き続きまたもや和倉温泉である。
 去年はのと里山海道を突っ走り,早く着きすぎたので,今回は結構のんびりと国道と県道を使い,カーナビの距離優先の最短距離で走る。途中でいくつかの店に立ち寄ったりしてきたので,着いたのはもう午後4時近い。
七尾湾の眺め  ここへは初めて来たのだが,結構大きな建物である。それもそのはず,真ん中の高い建物が「のと楽」であり,その両端にあるのが別館だった。向かって右が「ホテル能登倶楽部」,左が「ガーデン能登屋」というらしい。こちらは真ん中の「のと楽」にお泊まり。車は道路を隔てた向かい側に停める。
 この日は結構な数のお客らしく,ホテルの側に臨時駐車場という看板もある。
七尾湾の眺め  フロントで我々の団体の名を告げると,どうぞお部屋へとのことで,部屋まで案内されるわけでもなく自分で向かうことになる。
 宿泊の階は半分以上が我々の会の会員の部屋である。自分の部屋は七尾湾に面しており,正面には能登島が見える。
 右の方には能登島大橋も見えている。
 11月も末であるし,時間も遅く,午後から曇ってきたのでいまいちの眺望だが,ここで昼間快晴ならばなかなか気持ちのよい眺めだろう。
茶菓子  さて,自分の部屋へは4人のうちで1番に着いたが,仲居さんが現れるでもなく,だからお茶を入れてくれるわけでもなく,浴衣の確認をしてくれるでもなく,久しぶりの和倉温泉に来たわりにはそんなところが期待はずれである。
 これまでそんなきめ細かなサービスのある石川県の温泉にばかり来ていたので,まあ,石川県の温泉でも,和倉温泉でもいろいろなんだなあという感じ。やはり今日は混んでいて手が回らないのだろうか。
 さっそく温泉に入ろうと思って浴衣の大きさを見ると「中」しかなく,「大」がほしかったのでフロントに電話するが,10分経っても持ってこない。それで再びフロントに電話するがさらに5分ほどして届く。都合15分ほど何もすることもなく待った。いや,何もすることがないので持ってきた日本酒を常温でコップに入れて飲みつつ七尾湾を眺めていたのだった。これまた人手不足なのか。いや浴衣を持ってきた仲居さんはこの日我々の専属なのだが,その割には遅すぎる。
始まりの状態  さて,温泉にのんびりと浸かり,今年もいい年だったなあなどと思いつつ,露天風呂なども巡る。部屋でのサービスは悪いが,やはり温泉は気持ちがいい。
 風呂上がりには部屋でビールをいただく。これが温泉1泊の楽しみである。
 あまり呑むと,美味しい夕食が食べられないかと思ったが,いやはやそれなら夕食時は日本酒に切り替えればよいだろうと,ビールと幹事の用意した乾きもので一人宴会である。
 そうこうするうちにこの会の会員たちもそろい,宴会の始まりである。
 左最初の状態。
 まあここもパチンと火をつけるものが二品ほどあるが,同業者との語らいが楽しいのでよしとしよう。何はなくとも「一 連れ,二 酒,三 肴」である。
先付け  以下適当に出てきたものを紹介しよう。なにしろお品書きがあったわけでもなく,その場でメモをしていたわけでもないので,きっとこれはこんなものでしょうという報告である。
 まずは最初に載っていたものから。
 左は中央の先付け。真ん中にぎんなん,甘えび,なんだかごはんと,柿の形をしたやつ。これって何て言うんだろう。こういうときに自分の知識のなさが露見する。
 左の器にはしらすが入っていたか。右の器に至ってはもう不明。
 右隣のこの会の会長はぎんなんが苦手らしく,最初にくれる。
お造り  右はお造り。
 ブリ,甘えび,マグと中トロ,イカ,アジ,サザエ。
 そして刺身かと思いきや,なんだかぷにょぷにょしたもの。梅味噌がちょこんとつく。
煮物  左,こちらパチンと火をつける煮物。
 載っているのはホタテ,鱈だったかの白身の魚,牡蠣,甘えび,イカ,ブロッコリーにミニ玉ねぎにジャガイモ。
 すでにできあがった煮物かと思いまずは牡蠣を取って口に入れたが,すぐにこれは火を通すものと気がつき,ひとくちかんだやつを口から出してさりげなく器にもどす。困ったおじさんである。まあどうせ最後は自分で食べるからこんなものである。
豚鍋  右は豚鍋の具。
 パチンと火をつけられて,この具を器というか鍋の中に入れてくれるのは仲居さんのお仕事。
 適当な時間が過ぎると,ひっくり返してくださいねと言われ,火が通ったところでいただく。
もずく酢  左はもずく酢。
 海鮮三昧の本日の宴会である。
 途中からは予定通り冷酒に変更する。右隣の会長は焼酎のお湯割りに変更。人それぞれにビールのあとに呑むものはまちまち。
焼き蟹 焼き蟹  こちら焼き蟹。
 左は最初に載っていた状態。右は封を解いた状態。
 焼きたての熱いやつを求めるのは無理ってものだね。
 以上ここまでが最初にお膳の上に載っていたもの。
天ぷら  さてしばらくして天ぷらが届く。
 エビ,キス,シシトウだったか。
 しかし,この会に所属するのも今年度限りである。みなさんには大変にお世話になった。ふり返ればいろいろなことがあった。まあ幸せな職業人の生活だったと言えるだろう。
茶碗蒸し  この会も毎年同じメンバーであることはない。毎年必ず入れ替わりがあるのだった。
 ということで,右は続いてやって来た茶碗蒸し。
 こいつは温かい。温かいうちにいただく。
茶碗蒸し  中身はというと左のような感じ。いわばはす蒸し。
 最初にたくさん置かれていて,少々冷えていたりするものもあったが,料理については充分美味しい。なにしろ酒が進む。
 そうそう,部屋は大広間ってやつで,それを3つに仕切ったところの一番ステージ側。3つに仕切ったところだけでも100畳はある。だからこの3つをぶち抜けば300畳の大広間である。ここで宴会をするとなるといったい何人入るのだろう。我々は20人弱で100畳を使い,もう空間がたっぷりあったのだが,300畳だと300人の大宴会も可能だろうか。
うどん  ステージ側だったので,ステージのバトンには「歓迎 ○○の会様」という横断幕が下がっている。なんともはや仰々しい。こんなサービスよりも,浴衣早く持ってきて,って感じなのだが,宴会自体は楽しく過ごせたのでよしとしよう。
 ちなみに,右はうどん。これで締めかと思ったら,そうではなく,ちょっとしたおまけ。
牡蠣飯  そしてこちらが締めのごはん。
 この季節らしい牡蠣飯である。このごはんもしっかりと食べ尽くす。久しぶりの牡蠣飯で美味しかった。
デザート  こちら最後のデザート。果物と寒天だったか。
 さてこのあとは2次会と相成る。8人は2卓を囲んでの麻雀である。自分もその仲間に入る。最近この会は2次会では麻雀がよく行われる。好きな者もいて,盛り上がるのであった。自分は半々荘4回ほどで解散したのだが,もう一卓は10数回やって,夜中の3時近くだったらしい。だがこれぞ忘年会ってやつだ。
 さてこちら翌朝の豪華朝食。
 いつものことだが,我が家の1週間分ほどの朝食のおかずが載る。
 左上より湯豆腐,パチンと火をつける味噌汁。具はまたもや甘えび,今回甘えび何匹食べたかなあ。殻ごとバリバリ食べたけど,甘えびの味噌汁も美味しかった。その右番茶。何杯お代わりしたことやら。
 手前へきてカボチャの煮付け,鯖塩焼き,野菜サラダとポテトサラダ。
 真ん中左よりイカの刺身,温泉玉子の出汁,もずくの炊いたの,きんぴら。もずくときんぴらだけでもごはんが1杯なくなるくらい。
 さらに手前にきて,温泉玉子の本体,ごはん,納豆,漬物。
 こういう朝食を畳の上で食べると温泉に来たって気分になるんだよねえ。
 このごはんのあともう一度温泉に入りに行く。そしてチェックアウトの時間ぎりぎりまでのんびりしてから帰路についたのだった。
−−−ビールの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告:
 くわしくはウェブサイトへどうぞ:「のと楽」のウェブサイト(外部リンク)

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