満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:麺屋まる

分類:中華(ラーメン) 所在地:金沢市片町(国道157号線沿い,アパヴィラホテル金沢片町1階)
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探検時期:2014年10月  今回の探検目的:夜食
今回のお品書き:和風らーめん
今回の所要経費:700円
探検隊の報告:
 深夜も1時を回っている。酔っ払いのおじさんはふらりと片町を歩き,小腹を満たすべく一人ラーメン屋に立ち寄ったのだった。この日は1次会は小料理屋,2次会はマジックバー。2次会の店を出たのは12時も回っている。しかし,2次会ではチョコレートを1個つまんだだけで,何となくお腹が満たされていなかったのだった。なのでおじさんはラーメン屋を目指す。途中に「鳳凰」を見かけ,そういえば昔ここで「油そば」を食べたなあと思い出すが,通過。さらに途中「一風堂」があったが,順番待ちのようであり,そこまでして食べなくてもと思い通過。そうして,片町へと舞い戻る。確かこの辺にラーメン屋があったはずだと,昔のラブロの改装工事現場を横目に歩く。このあたりには「らあめん花月」があったなあ。あそこはいろいろあって,そこそこの味だったから,そこにしようかと思って歩く,見つからない。
 それにしてもこの夜片町でハロウィンの仮装集団に多数会う。いったいいつからこの他国のお祭り騒ぎが日本に入ってきて,定着しつつあるのかはわからないが,まあ,平和国家の象徴である。いや,無頓着国家の象徴か,それとも多神教国家の象徴か。いやいや,多神教ではない,無宗教国家の象徴か。あれは死霊のメークというのか,やたら顔におぞましげに塗りたくる者多数。戦闘服姿の女の子の集団にも会うし,頭になにやら飾り付ける女の子多数。男性よりも女性の方がより多く見受けられる。頭に輪っかをのっけたミニスカの天使の集団にもたくさん出会う。中身までが天使なのかどうなのかは不明だが……。まあやたらと仮装集団にすれ違う。こちらはミニスカナースの仮装集団をながめて,目の保養とする……ってただのおじさんか。
 そうこうすると,天使の先,いやそのラブロの工事現場の先にラーメン屋がある。そうだ,ここには昔もラーメン屋があり,「東麺房」とかいう店の時にも深夜に来たことがあると思い出す。要するにここにできる店は昼は営業しておらず,夜に営業でほとんど酔客目当ての店のようである。この夜もほぼ半数以上,いやほとんどが酔っ払いのおじさんたちである。
 さて,店に入ると窓際のカウンター席が空いているのでそこに座る。注文は満腹探検隊お決まりのお品書きの一番左上である。それがこの「和風らーめん」。単に「ラーメン」と注文すると,「普通の和風ラーメンですか。」と聞き返される。何をもってして和風というのかはわからないが,ラーメンは基本は中華なのだから,出汁が昆布とカツオとか,スープがお吸い物風とか,上に載っているのがメンマやチャーシューといった中華料理系のものではないとか,まあ,適当に想像したのだった。2番目のお品書きが「牛すじらーめん」で,50円増しで牛すじ入りならばこれも悪くないかとあとで思ったが,やはり満腹探検隊はまずはお品書きの一番最初のものを注文である。
和風らーめん  で,出てきたのはこんな感じである。第一印象は「おお『はべん』か。」ということであり,うどんが中華麺に変わって,だから「和風らーめん」なのか,という感じである。スープは醤油ラーメンのように醤油の澄んだ色ではなく,やや白っぽく濁っている。味の方もそれにあわせて醤油味でもなく塩味でもなく,なんだか中間の中途半端な感じ。麺はそこそこ。酔っ払いのおじさんにとっては,小腹を満たすのに絶好の食べ物である。お隣のおじさんは生ビールやハイボールを飲みながらのラーメンである。ということで,これはやはり酔客向けのラーメンか。とりあえずはのども渇き,小腹も減って,スープはほとんどいただいた。が,しかし,昼間に700円出してこのラーメンを食べに来ようとは思わないだろう。これは深夜の割増料金だな。
−−−中華の仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
 今回は特にありません。

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