分類:ラーメン
所在地:金沢市八日市3−563(八日市三丁目交差点角)
探検時期:2022年4月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:鶏まろラーメン 塩
今回の所要経費:820円
探検隊の報告:
鶏の味わいより魚介系の味わいが強い,まったりしたスープのラーメンだった。
いつものように職場の近所の地図を出して検索していたら,ここにラーメン屋があることを知る。いつもは御経塚交差点からこの道に入り,「秘密麺結社スパルタンZ」で引き返していたのだが,もう少し先まで走るとこの店があった。
さて,初めての店なので,毎度おなじみ券売機の一番左上を選ぶ。それが「鶏まろラーメン 塩」だった。下に下がれば「醤油」「赤から」,右に寄れば列ごとに「デラックス」と,実にわかりやすいボタンの配置である。
食券を買って,カウンター席の空いているところに詰めて座るように案内される。おしぼり,割り箸,コップと整然と準備されている。おねえさんに食券を渡してしばし待つ。
待つ間ラーメン屋らしからぬジャズが店内に流れる。いや,音楽の流れるラーメン屋もあまりないので,そもそも音楽が流れること自体が「ラーメン屋らしからぬ」と言うべきか。
さて,待つことしばし,ご所望の「鶏まろラーメン 塩」がやって来る。調理場を見ていると,スープを小鍋に入れて温めるときも,丼に入れたあともミキサーでかき混ぜているから,かなりの濃厚なスープらしい。
スープを一口すすれば,鶏の味わいよりも,魚介系の味わいがした。しばらくするとその魚介系の味にも慣れ,これがもうちょっと甘めになったら,あの「天下一品」の「こってり」の雰囲気であった。麺も「天下一品」と同じようなストレートの細麺で,やや固めの茹で具合がちょうどよい。
塩味が強調されるのは「塩ラーメン」だからこんなものなのだろうが,もう少しコクがあればよいと思った。それでもスープはしっかりと飲み干す。
「まろは完食でおじゃりまする。」
探検時期:2022年5月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:鶏まろラーメン 醤油
今回の所要経費:850円
探検隊の報告:
一口目に醤油の味わいの広がるラーメンだった。
前回から約2週間後,再びちがうお品書きをいただこうとやって来た。
今日は左の上から2番目の「醤油」の選択である。
お昼時ということもあり,名前を書いて待つ羽目になるが,そこはラーメン屋,次々と人がはけていき,ほんの5分ほどでカウンター席に座れる。そして,前に座った2人と合わせて3人分が作られて,ほどなくしてラーメンがやって来た。
前回はちょっと味わいが薄く,物足りなかったが,この「醤油」は醤油の味わいがある。こってりしたスープに醤油の味わいが広がり,「塩」よりも「醤油」の方がいい感じ。
載っているチャーシューも種類が違い,炙られて出てくる。
最後の方になると,味が薄くなってきたが,それでもしっかりとスープをいただいた。
本日も完食である。
探検時期:2022年5月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:赤から
今回の所要経費:870円
探検隊の報告:
ピリ辛の中にも旨味があり,いい味のスープだった。
いよいよ3つ目の味に挑戦である。券売機の左側の上から3つ目を押す。
いつものようにカウンター席に順番に案内されて,おねえさんに食券を渡すと
「『赤から』の辛さはどうしますか?『普通』『大辛』『激辛』とありますが。」
と言われて,無難に「普通」を選択する。
さて,待っている間にお隣にもお客がやって来たのだが,その人もまた「赤から」だった。で,先ほどと違うおねえさんが
「辛さには『中辛』『大辛』『激辛』とありますが。」
と言う。先ほどのおねえさんと辛さの表現がちがうぞ,と思いつつ聞いていると,そのお客は「う〜ん」と選択に困った様子。するとおねえさんが
「辛い物好きの方には『大辛』がおすすめです。」
とさりげない助言である。で,このお客の注文は「赤から・大辛」になる。
先ほどの自分の食券を取りに来たおねえさんはまだ日の浅いバイトの子らしい。店員のちょっとした声かけも大切なものだと思う。
さて,そう待つこともなくご所望の「赤から」の「普通」というか「中辛」がやって来る。スープは結構濃い色をしている。そのスープを一口すすれば,ピリ辛の中にも旨味があり,これはここまでの3種類の中では一番好みかもしれないと思う。前の2種類はそんなに何回も来て食べてみようと思うような味ではなかったので,この「赤から」の方がいける。というのも,このとろとろのスープに対して,単に塩や醤油が負けてしまっているのかもしれない。少し辛味を入れることで,旨味が引き立っているのではなかろうか。
ということで,細めのストレート麺にスープが絡み美味しくいただけた。ピリ辛だったので,スープはほとんどいただいた。
さて,帰り際にふと券売機を見ると「肉そば」なんてお品書きを見つけた。「つけ麺」は前からあったが,「肉そば」は見たことなかった。う〜ん,また来てみねばなるまい。
探検時期:2022年6月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:肉そば
今回の所要経費:820円
探検隊の報告:
いよいよ前回目についた「肉そば」を注文してみる。「肉そば」ってのはこんな味が基本だなあという味であった。
券売機の左に縦一列に並ぶ基本のお品書きは食べてみたので,ここは一つはずれたところにある「肉そば」にしてみた。1週間前にも大手(?)「花月嵐」で「肉そば嵐」というのを食べて,「肉そば」ってつまりは和蕎麦でも「肉蕎麦」ってあるし,うどんでも「肉うどん」ってあるし,つまりは中華麺で,この手の甘めに煮込まれた肉が載ると「肉そば」なんだなあということを再確認したのだが,ここでもそんな感じだった。
ちなみにここの「肉そば」は載っているものが多い。
そしてスープはどちらかというと昔懐かし「中華そば」の香り。ここのウリの「鶏まろ」とは全然違う。こう言ってはなんだが,ここまで食べてきたここのウリの鶏の濃厚なスープよりも旨味がある。
「鶏まろ」の店で,「鶏まろ」を否定するようだが,そりゃ味の好みは人それぞれ。自分の好きなものを食べればいいんじゃないの。
探検時期:2022年7月
今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:つけ麺
今回の所要経費:900円
探検隊の報告:
食べごたえのある太麺が美味しかった。
この日はもとはと言えば,「國禄商店」へ行って「つけ麺」を食べようと思って行ってみたのだが,「準備中」とあった。つまりは休業日であり,インターネットでチェックすることなどなく出かけるので,こういうことになる。この店は不定休なので,時々こうやって振られるのである。その時はここの裏から出て「秘密麺結社スパルタンZ」か「まろみ」に行くのだった。
で,この日は「まろみ」へとやって来た。そして予定通りのつけ麺である。
券売機の所には「『つけ麺』は太麺なのでお時間を15分ほどいただきます」とあるが,気にしない。空いているカウンター席に座って食券を渡すとおにいさんに「10分あまりかかります」と言われて「はい」と答えておく。
で,確かにこの麺の茹で時間が10分である。そのあとも冷やすのでまた時間がかかり,待つことになるが,それは致し方ない。
見ていると通常のラーメンの茹で時間は1分15秒なので,自分よりあとにやって来た4人ほどに次々とラーメンが運ばれていく。
まずは「『つけ麺』のトッピングです」ということで,青ネギの輪切り,白ネギの斜め切り,そしてメンマの載った皿がやって来る。
そしてようやくご所望の「つけ麺」がやって来た。
トッピングは何も入れずに,まずはそのままのつけ汁で食べてみるが,濃いめの魚介っぽい味わいのつけ汁が美味しい。
続いてはネギをすべて投入して食べる。
時々柚子の香りがやって来る。柚子がつけ汁に混じっているらしい。
おまけにチャーシューまでつけ汁につけてみたが,チャーシューはそのままでもいける。
とにかく茹で時間10分のこの太麺がなかなかに食べごたえがあって美味しいのだった。
最後にはつけ汁もほとんどなくなり,味も薄まっていたが,ネギを救い出すべく,レンゲでいただいた。
待つだけのことはある美味しい「つけ麺」だった。
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。