分類:和食・洋食
所在地:金沢市片町(竪町通りから中央通り大工町交差点まで出る道の途中)
探検時期:2014年4月
今回の探検目的:宴会の0次会
今回のお品書き:ビール2杯飲む
今回の所要経費:800円
探検隊の報告:
宴会に行く途中に見つけて入った。つまりは0次会である。
1次会の宴会の場所は大工町の「酒菜創作 おくの屋」。竪町通りを歩いていて,このあたりで曲がると目的地の「酒菜創作 おくの屋」のある大工町交差点に出るかなと思って通った道の途中に偶然あったのだった。実のところ,最初はこの店を通り過ぎた。「おや,こんなところに扉もなく,全くもってオープンな立ち飲み屋があるのか。」と思いつつも,宴会場に向かった。そして宴会場に着くと,まだ誰も来ていない。時間をまちがえたのかと思って店の人に確かめると,やはり30分まちがえて早く着いていた。そこで,どうせなら先ほど見かけたこの店へ行ってみようと,道を引き返し,やって来たのだった。
店に入るとすでに先客が2人である。自分はL字型のカウンター席の入口側に立つ。
何を注文するかだが,ビールである。これから宴会があるので,もっと濃い酒を少量という手もあったのだが,やはりいつものビールである。しかもこの時間帯,ビールが1杯400円といううれしいサービスの時間であるらしい。
しばらくすると,つきだしにシュウマイが1個出てくる。このつきだしはサービスとのこと。
ついでながら,カウンターの先客はマスターと仲良しらしく,いろいろしゃべりつつ,スモークのサーモンを食べていて,それをおすそ分けしてくれる。いやはや,軽く飲もうと思ったのだが,おつまみがあるので,ビールをお代わりしてしまう。
途中でマスターが,
「名刺さし上げましたか?」
と聞くので,「まだだ」と答えると名刺をくれた。
よくよく見ると,マスターの名字が「北村谷」というようである。てっきり「北村」さんが店を構えて「北村屋」なのかと思ったら,そもそも名字が「キタムラヤ」という,珍しいものであった。
「いつからこの店があるのですか?」
と聞くと
「去年の9月です。」
との答え。金沢では珍しい立ち飲み屋がこんなところにもできていたのかと感心する。
振り返って見ると,表には時間帯サービスのお酒の値段が出ている看板の裏に,おもしろいことが書いてある。英語だが,和訳すると
「私は,陽のあるうちは決して飲まないことを,そして,日没後は決して酒をこぼさないことを決まりにしてきた。」
いいねえ。店の雰囲気もしゃれているが,こんなところにも,しゃれたものを感じさせるおもしろい店なのだった。
ちょい呑みで,よかったねえ。じゃ,いよいよ1次会に行くとしますか。
「ごちそうさま。」
探検時期:2016年3月
今回の探検目的:宴会の0次会
今回のお品書き:生ビール1杯飲む
今回の所要経費:300円
探検隊の報告:
宴会の0次会である。
本来ならばバスで会場に向かうのでぎりぎりに着くはずだったが,職場の同僚が車で向かうので乗っていかないかということで,乗ってきたら開始時刻よりも30分も早く着いた。そこで適当なところで降ろしてもらい,久しぶりに竪町通りをぶらぶらして,そうだこのあたりにこの「キタムラヤ」があったはずだとやって来る。そして表を見ると夕刻のサービスタイムが飲み物300円という嬉しい価格である。前に来たときよりも安くなっている。
先客は3人である。ビジネスマンらしき2人連れと,若者が1人である。若者は店主と顔なじみならしく,語らっている。
さて,さっと飲んでさっと出るつもりなのだが,注文は「生ビール」である。冷えたジョッキにビールが注がれる。これで300円であるから素晴らしいサービス,素晴らしい立ち飲み屋価格である。300円になるものは4種類くらいあっただろうか。
宴会開始まであと15分。1杯だけの「生ビール」をさっと飲み干して,この店を去ることとする。
「ありがとう。」
と言うと,
「300円です。」
との嬉しい返事。お金を払うと,
「この店は初めてですか?」
と聞かれて,おそらく名刺を渡そうとの動き。
「いや,前にも一度来たことがありますよ。」
「上ですか,ここですか?」
と指を指しながら聞く。下は立ち飲み屋だが,上はじっくりと座って飲めるらしい。
「ここですよ。その時も宴会の0次会だったし。」
「そうでしたか。これからも0次会に立ち寄ってください。」
「うん,そうするよ。ありがとう。」
と店を去る。
短時間で飲んで,まだ酔いが回るまでもいかなかったが,ちょっとした時間つぶしにぴったりである。
さてでは送別会に向かいますかね。
探検隊おまけの報告:今回は特にありません。