分類:和食
所在地:金沢市昭和町(金石街道中橋高架下交差点近く)
探検時期:2014年4月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:宴会コース料理,飲み放題付き
今回の所要経費:はていくらだったのやら。
探検隊の報告:
新年度になり,新しい職場に異動した。そして,そこでの歓迎会である。会場はここ金石街道の中橋高架下交差点近くの「喜乃屋」である。
北陸本線もかなり前に高架化され,しかも間もなく北陸新幹線も開業する。そんな線路からほど近いところにある。
新しい職場では,まだ行ったことのない店に行くことが多い。その職場独特の御用達の店がいくつかあるものである。この店もそんな店の一つらしい。
さて,今回携帯電話を忘れて宴会に参加した。つまり,料理を撮影するためのカメラがないということである。せっかく初めてやって来た店なのに,携帯電話を忘れるとは不覚であった。
だがしかし,よく考えたら,別に自分の携帯電話で撮らなくてもよい。
人に頼めばよいということに気がついて,この歓迎会で同じく主役なので横に座ったH嬢に頼んだのだった。
ということで,今回の宴会の写真はすべてH嬢の撮影である。彼女は自分の半分も生きていない,ギャルである(わっ!死語だ!)。
そういう彼女の若い感覚で撮影されたものである。というか,料理を撮るのに若い感覚もへったくれもないかもしれないが,とにかく彼女が親切にもすべて撮影してくれたので,今回の「喜乃屋」の報告もさまになるのであった。
ちなみに最初の写真はきっと先付け。「きっと」というのも,この写真を半年後にもらって,それから報告を書いているので,料理がいったい何だったのか,記憶が定かではないのである。なので,思い出しただけ,書いておく。この先付けもウニであり,その上に煮こごり,そして菜の花があしらわれていた(はずである)。いきなりの先付けから洒落ているので,この店には期待ができたのだった。H嬢はその中身まで撮影していたのだった。
次はお造り。これがまた,器が洒落ている。ふたのある器に入って出てきたのだった。
左揚げ物。これはいったい何だったのやら。
そして右,ホタルイカが3匹。それからなにやら黒いものが。これっていったい何だったんだろうと半年前の記憶をたどると,やはり写真を見て思い出す。鍋の具なのであった。
次に出てくるのが鍋。
これが鍋。
しかも,彼女がわざわざワカメを引き上げているところを撮影している。それで思い出したのだった。つまり,このなにやら黒いかたまりは生ワカメであり,これをさっと湯に通すと,あっという間に鮮やかな緑色に変身するのだった。結構黒い色が,一瞬にしてきれいな緑色となり,不思議なものだと思ったものである。
で,この黒いかたまりのことを思い出す。
しかし,このホタルイカも鍋の具だったのか。自分はもうすでに記憶にはない。だが,お造りで出ていたわけではないので,具だったらしい。何しろ彼女の鍋の中でホタルイカが泳いでいる。
こんな出し方をするのも,この店は洒落ているとまたもや思わせるのだった。
こちら焼き物。
イカの黒作りというべきか。四角い器の中にイカがイカ墨にまみれて入っている。それを熱くなった陶板の上で焼いていただく。
これまた変わった食べ方である。この店は料理はほんとに凝っている。
左はぬたのはず。
右は鍋。柳川風である。イササが入っていたような……
そして締めのごはんとデザートである。ごはんもまた洒落たごはんである。
今回2階の部屋であったが,20人あまりが入り,結構窮屈だった。しかし,美味しい料理と,美味しい酒と,新しい面々との楽しい会話で,いい宴会だった。
そうそう,快く撮影を引き受けてくれたH嬢にも感謝しよう。
探検時期:2014年8月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:宴会コース料理,飲み放題付き
今回の所要経費:4500円
探検隊の報告:
やはりこの職場はこの店をよく使うのか,と改めて感心する。歓迎会から4か月あまり。今度は地域の親睦会である。3つの職場が集まっての懇親会である。その会場に選ばれたのがここ「喜乃屋」である。
今回は3階の座敷。今度は20名ほどが入ってぎりぎりの部屋である。横に長く,10人ほどずつ向かい合って座るという形である。
まずは始まりの状態。
以下,簡単に出てきたものを紹介しよう。
左,つき出し。白魚と何かの和え物。何しろなんだったかすっかり忘れている。
右,お造り。甘エビ,ブリと,なんだったか貝類。
左,つみれの鍋。
右,酢の物だが,鰹のたたき。
左,揚げ物その1。アンコウだったか。
右,揚げ物その2。はて,いったい何だったのか。
ことほどさようにしばらく前に食べたものは覚えていない。満腹探検隊としても,メモなどすることもないので,お品書きがない限りはおぼろげな記憶しかない。そして,衣に包まれた揚げ物など,中身は切り口がはっきりしてでもいない限り,何の揚げ物なのかはわからない。こうやって切ってあっても,携帯のカメラで,よく写っていないと何が何だかわからないのであった。
これが締めのそば。
今回はかなりお安めで,4500円飲み放題付きの料理なので,こんなのもである。しかし,親睦会ということで,初めて話をする人などとも交流し,十分これで満足したのだった。
そして,デザート。
4か月前と同じ皿かと思ったが,微妙に違っている。
さて,では2次会に行きますか。前回は携帯不携帯状態だったが,今回は携帯は携帯。おもしろい料理に会えるかな。
そうそう,今回の自分で撮ったものをみて思ったが,自分は皿も含めて全景を撮る。しかし,4か月前,H嬢はそんなことにはこだわらず,被写体に迫る。案外そんな撮り方もおもしろいものだと思う。それが,彼女の感性ってことか。
探検時期:2017年4月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:宴会コース料理,飲み物代は別料金
今回の所要経費:会費ははていくらだったのやら
探検隊の報告:
久しぶりの「喜乃屋」である。
職場は変わったのだが,その職場にこの「喜乃屋」をよく使う課長がおり,その課の懇親会である。
まずは始まりの状態。
右は先付けのアップ。
左はお造り。
ふくらぎ,鯛,そしてヒラマサだったかなんだか。とにかくすでに中身は忘れている。
左は鍋用の牛肉。すなわちしゃぶしゃぶである。
そしてこちらが鍋。これまでとはまた違った趣の鍋で,これもまたよろしい。
左珍しい鯨刺し。
これは好き嫌いがあるらしく,食べない人がいる。
こちらは何でもいただくのでありがたくいただく。
鯨は昔小学生の頃の給食の鯨の竜田揚げの美味しかったことったら。その頃の貴重なタンパク源である。鯨を食べるのも食文化なのだが,欧米人にとっては野蛮人なのだとか。でも,北欧では食べてたのに。牛を食べるのが文化的で,鯨を食べるのが野蛮人とはよくわからない。だったら世界中でベジタリアンになることを勧めればいいようなものを,なぜ鯨を食べるのが野蛮人なのか。
人間とは究極的に他の命をいただいて生きているのである。
いや,生き物は皆そうだ。
右はあん肝。
左酢の物。
右は天ぷら。
今夜は新しい職場の新しい課の歓迎会である。いや,発足会と言うべきか。
料理は会席料理を注文して,飲み物は飲んだ分だけ払うということにしている。つまりは酒飲みはあまりいないということか。
ここは結構いろいろな日本酒が取りそろえてあり,なかなかよかったが,それで喜ぶのは自分くらいか。
何を頼んだのかは今となっては覚えていないが,撮影したお品書きによるとたとえば「竹葉 大吟醸無濾過袋しぼり」一合1501円,「おりがらみ天狗舞 純米大吟醸」一合1177円,「手取川 石川門 純米吟醸原酒」一合1177円,「あらばしり 加賀鳶 純米吟醸生」一合1112円,「遊穗 山おろし純米 無濾過生原酒」一合918円,「天狗舞 五凜 純米生酒」一合918円なんてな感じであるから,うーん,何注文したんだろ。
左は締めのごはん。
これがまたホタルイカの沖漬けを載せたお茶漬け。
これが少々生臭いんだが,熱いうちにいただくといい味が味わえる。
こちらが最後のデザート。
はて何だったのやら。
まあいいでしょう。何しろ今夜は楽しく飲めた。これから始まる新年度に向けて,少しはこの課の面々の素顔もわかってきた。自分も新たな気持ちでやるしかないね。
探検隊おまけの報告:
今回は特にありません。