分類:和食・洋食・中華
所在地:愛媛県松山市(国道196号線沿い)
探検時期:2007年9月
今回の探検目的:軽食
今回のお品書き:いろいろ買ってみた
今回の所要経費:登場するものは計1070円。そのほかミカン200円
探検隊の報告:
朝に道後温泉を出発し,しまなみ海道へと向かった。高速は使わずに,海辺を走るべく,国道196号線を行く。毎度おなじみ朝食抜きで,最初の目的地はこの道の駅「風早の郷 風和里」である。
ここはもと北条市といったらしい。最近松山市と合併して,この場所も松山市になっている。
まずはじゃこ天である。ついたのが10時ちょっと前。ここの店はいずれも10時開店のようである。このじゃこ天「茶熊商店」という店であったが,おばちゃんが,今揚げるから待ってねとのこと。ねぎ天はなく,じゃこ天,野菜天,ごぼう天を食べたのだった。いずれも1枚100円。揚げたてで熱々である。
さつま揚げと言ってもいいようなものなのだが,どこで食べても色がこんな感じでつみれ状態のままである。あのさつま揚げのように茶色くはないのであった。
続いては「たこめし」これもなかなかうまかったね。420円である。
「波妻」とあるが,この近くに「波妻の鼻」という名の岩があるらしい。そして浜辺があり,ちょっとした景勝地のようである。ここ風早も沈む夕日が有名らしい。
さて,もう一つが「いずみや」というものだったが,これはてっきり寿司だと思って買ったのだった。(買ったものは350円)高知では鯖の姿寿司を食べ損ねたので,せめてここらあたりで寿司でもと思って買ったのだった。たべてみると,ご飯が全く入っていない。酢で締めた魚の中にいったい何が入っているのだか,とにかくまあ買ったのだから食べるかということで食べ尽くしたのだった。
なにしろこの「いずみや」というのは作った店の名だと思っていたのだが,いったい何かわからないので,食べ終えてから結局はお店の人に聞いたのだった。そうしたらこれこそが郷土料理で,中に入っているのはおかららしい。使う魚もいろいろあるらしく,いずれもが「いずみや」という。
元はといえば,別子銅山(愛媛県新居浜市)の開発に大阪から来た住友家が手法を伝えたものらしく,住友の屋号を「泉屋」といい,その屋号から料理の呼称がついたものらしい。どうりで,「いずみや」というのが作った店の名と思うはずだ。元々は屋号だから,まるで店の名と言ってもいい。当時は魚の中身がすし飯だったらしいが,米に恵まれなかった新居浜地方の人々は米の代わりに「おから」を使い,「いずみや」を作ったということであった。ちなみに愛媛でも南の方では「丸ずし」とか「ほうかんむり」と言うそうである。思わぬところで郷土料理にありついたのだった。
探検隊おまけの報告:
道の駅「風早の郷 風和里」のウェブサイト
もう一つおまけに,「風早の郷 風和里」からの瀬戸内海の眺めをどうぞ。ちょっと曇り空なので,空の色はいまいちです。(方向または画像をクリックすると,大きな画像のぺージになります。)