分類:和食
所在地:有馬温泉(兵庫県神戸市)
探検時期:2007年8月
今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:宴会のお品書き
今回の所要経費:1泊2食 22200円
探検隊の報告:
今年の職員旅行は有馬温泉である。昨年は草津温泉で,いろいろと苦情を書いて,しかもあの旅館だかホテルだかの100選とやらは,あんなホテルを4位とするようでは,自分の感覚にはそぐわないので,勝手に「満腹探検隊」の温泉旅館評価項目を作った。
現在,評価の基準まではできていないので,とりあえず,今の評価の項目である。金沢近郷近在の温泉旅館ではいつも当たり前と思っていたことを評価項目としてある。このあときっと変わっていくと思われるので,2007年版である。
評価項目はというと,以下の点である。
1 仲居さんの挨拶
2 非常口などの説明の仕方
3 お茶を入れてくれての接待
4 浴衣の大きさの確認
5 仲居さんの数と気の利き方
6 女将の挨拶
7 料理の質
ちなみに,女性だと部屋,建物,浴場のきれいさとか雰囲気も評価するようだが,自分なんて結局は宴会のあとは,もはや部屋は寝るためのものなので,宴会終了までの項目しかはっきりと印象に残らないのであった。しかも,その温泉旅館内にバーやカラオケやホールがあってもなくても,行きたければ外へ行けばいいだけなので,これも関係ないのであった。
ただ,今回は部屋からの眺めもよく,風呂も気持ちよかった。
では,以下宴会の料理の写真を掲載しながら駄文を載せるとしよう。
お品書きについては最後の方に記載してある。
ということで,これは「満腹探検隊温泉評価項目」なので,あまり気にしないでいただきたい。
そんなので評価するなよと言われそうだが,要するに量より質,施設の規模やきれいさや種類より奉仕の心なのであった。世の中,金さえ出せば素晴らしい設備,施設は手に入るだろう。だけど,人のまごころなんて,そう簡単にお金では買えないのである。
さて,今回の有馬温泉「兵衛向陽閣」は合格点といっていいだろう。
ちゃんと仲居さんがやってきて,お茶を入れてくれながら,非常口などの説明。浴衣も大きさはこれこれですから,どの大きさのものを持ってきましょうかとの確認。
まあ,表を持ってきての大きさの説明と確認だから,仲居さんが見た目で判断するという,ちょっと年季がいるという技ではないが,へたに予想が外れると失礼になったりもするので,お客が自分で選択するのもいいかもしれない。
宴会でも酒が不足することはなく,常に全体を見ながらの補充。
料理もいっぺんに全部出てくるのではなく,次々と出てくる。一応献立の一覧表が配られている。
まあ,女将の挨拶はこの規模の旅館では無理なのでよしとしよう。なにしろ収容人員800人だから,女将が挨拶して回ったら,きっと夜が明けるだろう。ただ,大きな団体さんだけは回ることも可能だったかと思うが,それだと依怙贔屓ってことかな。
温泉は改装なった新しいところもあり,露天風呂も広々と気持ちがいい。あの,黄土色の温泉が有馬の湯なのかと感心しつつ,浸かったのであった。
さて,せっかくこの日のお品書きをもらったので,掲載しておくこととしよう。
先付 くるみ豆腐,むきくるみ,くこの実,チャーピル
吸物 (土瓶蒸し)鱧,松茸,鱧真蒸,三つ葉,酢立(酢橘)
前菜 ・海老オイル焼き 厚焼き玉子 子持昆布
・(胡麻クリーム和え)無花果 ピーナッツ
・蛸小倉煮,蓮根
・鱧子おくら寄せ 小芋(柚子味噌)
造り 鯛皮霜作り,鮪,平政,剣先烏賊
お凌ぎ 冷し餅麦そば,海苔おろし,洗い葱,山葵
煮物 鯛荒煮,牛蒡
焼物 (木の芽鉄板焼き)神戸牛リブロース
変わり鉢 寄せ蓮根衣揚げ 生湯葉,銀杏,三度豆,もみじ麩(べっこう庵)
留椀 (赤出し汁)焼茄子,なめこ,粉山椒
果物 梨,マンゴプリン,丹波黒豆密煮,ざくろ,ミント
おまけで,六甲山山頂の六甲ガーデンテラスの「見晴らしの塔」からの神戸側の眺めをご紹介しよう。携帯電話のカメラで撮影していることと,この日天気がよくて,かすんでいるので,あまり鮮明な画像ではないが,おまけでどうぞ。(画像をクリックすると,大きな画像のページになります。)
探検隊おまけの報告:
くわしくはウェブサイトへどうぞ:兵衛向陽閣のウェブサイト(外部リンク)