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小作文の中から

1990年度 金石中学校 1年5組 学級通信「Sophia」
第102号(1991.2.6発行)

 早いもので,もう2月ですね。
 この頃みんなは何を考えて生活しているのかな?
 ということで,小作文。
 はじめに「何をやりたいのだ君たちは」という,ある中学校の先生の文を紹介してから,その感想や,いま考えていること,思っていることを書いてもらいました。
 今日はその中から3つほど。
 いじめをとりあげたものを載せてみます。


★私は小学校のとき,人をいじめたり,人からいじめられたりしたことがある。
 人からいじめられた時はすごくさみしかった。
 人をいじめたときは,全然その人の気持ちを考えないでいじめていました。
 後で思うと,どうしてそんなことをしたのだろうと,つくづく思います。
 小学校6年の時に,A子さんに「デブ」「A子菌」とか言って,クラスの人みんなでいじめていました。
 なんてばかなことをしていたのだろう……

★私は河野順さんの書いた文を読んで,クラスの人たちがみんなで一人の女子(男子)をいじめるのはひどいことだと思う。
 話しかけないからといって,太っているからといって,いじめるのなら,相手が話しかける前にこちらから話かければいいと思います。
 それに,太りたくて太ったわけでもないし,もし自分が太っていじめられたらどんなに悲しいか……いじめられた人のことを考えないでいじめるから,自分のことばかり考えていじめるなんてひどいと思います。
 もっと自分だったらどうなるかを考えて行動しなくては,いじめは増える一方だと思います。

★最近いじめが多い。
 なぜなんだろうか。
 どういうわけでいじめられるのか。
 太っている,陰気だなどでばかにされる。
 その子はいじめて楽しいんだろう。
 小学校の時もいじめがあった。
 だからその子はもっともっと暗くなったし,やっぱりいじめはいじめる人が悪いんだなーと思った。
 こういういじめがあるから,暗くなったり,陰気な子になるんだなと思いました。
 どうやったらなくなるんでしょう?
 私もこんなことがないように,まず自分から気を付けていきたいと思います。

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