白山麓には多くのスキー場があります。
この白山一里野温泉(はくさんいちりの)スキー場もそのうちのひとつです。
冬場はもちろんスキーが楽しめますが,温泉があるので,いつでもやって来て楽しめます。
スキーシーズン以外にも遊べる施設がありますし,ゴンドラは年中動いているので,ゴンドラの山頂駅からのながめも楽しむことができます。
今回は,お手軽ハイキングコースを紹介しましょう。
(← 一里野近辺の地図です。大きいサイズ(845×624ピクセル,204KB)の地図は
地図のページへ。)
さて,これは登山というよりも下山ですね。
小学校低学年の子どもでも楽しめるコースです。
今回は大宮隊長率いる「よせあつめ下山隊」のハイキングレポートです。
今回のコースは右の地図です。
(この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図「市原」を複製したものです。)
コースの概略を示してあります。
まずはゴンドラで頂上駅へ。(緑色の線)
そのあとは頂上駅から麓までひたすら下ってきます。(赤色の線)
今回のハイキングはゴールデンウィーク1日目の2004年4月29日です。
集合は午前8時に白山(しらやま)ひめ神社の駐車場。
なぜかやたらと人なつっこい猫が寄ってきてお愛想。
ここで,メンバーの確認をして,途中のコンビニで大宮隊長は豚汁用の味噌を買います。
そして,白山一里野スキー場の駐車場へと向かいます。
(← ゴンドラ途中からのふもと方面の眺め。)
ゴンドラは片道500円。
あっという間に山頂駅へと着いてしまいます。
この先展望台があるので,そこまでは上り。
(← 大宮会長率いる下山隊会員。山頂駅から少し上がったところの展望台にて。最年少は小学6年生のT君,最年長はもちろん大宮隊長。)
本日の上りはゴンドラのふもと駅までの数mと,この展望台への数mのみ。
あとはひたすら下りなのです。
この展望台からは残念ながら白山は見えない場所です。
(← 山頂駅から展望台を見る。2人連れが本格的な装備で山へと向かう。)
ここは白山の登山道のひとつ,「加賀禅定道」の始まりでもあります。
この日も,この登山道を行くらしい2人連れとすれ違いました。
(← 展望台脇にある「加賀禅定道」の案内。ここから白山室堂まで歩いて12時間はかかるでしょう。)
展望台からのパノラマです。それぞれの写真をクリックすると,大きな画像になります。
北西 |
南東 |
北東 |
南西 |
10時前から下山を始めます。
道は林道。
(← 頂上付近では林道がこんな感じになっている。)
スキーシーズンには初級者コースとなる緩やかな下り道。
さすがに,上の方の日の当たらないところにはまだまだ雪が残っています。
しかし,しっかり固まっているので,特別な履き物はいらず,単なる運動靴でも十分歩けます。
みんなでぶらぶらと歩きながら,途中でタラの芽をとったり,ふきのとうをとったりしながら下っていきます。
(← タラの芽を摘む,今回最年少の少年T君。)
下ること2時間弱。
のだいらゲレンデの方へと方向転換し,そこで昼食となります。
さわやかな青空の下,おにぎりとビールがうまい!!
(← のだいらゲレンデにて。)
この間,大宮隊長は豚汁づくりに専念してました。
ビールが切れたら,ペットボトルに詰めてきたワインを飲み,できあがった豚汁をいただき,実に幸せですね。
あまりのありがたさに昼寝をします。
(林道にて記念撮影 →)
(← 途中,ところどころに咲くカタクリの花。)
さて,それから下っていき,国民宿舎一里野荘のとなりの温泉センター「天領」でお風呂に入ります。
ここは大人700円。
サウナも露天風呂もあります。
ついでにプールもあります。
休憩のための部屋もあり,畳の上でのんびりできます。
帰りは鳥越に寄り,固豆腐を買って,蕎麦を食べて帰ることになりました。
さて,こんな日帰りのハイキングはいかが?
おまけの鳥瞰図です。山頂駅上空10kmからの眺め。
カシミール3Dにて作成しています。
それぞれの写真をクリックすると,大きな画像になります。
北
金沢,能登半島方向 |
東
富山,立山方向 |
南
白山,名古屋方向 |
西
加賀,福井方向 |