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22日はまたもや移動の日です。
まずはタクシーでニューアーク国際空港まで行き,バッファローまで飛行機で移動です。
チェックインを済ませ荷物を預けてセキュリティーチェックを通ったのですが,そこでパスポートとチケットの提示を求められてふと気が付くとチケットの名前が絵美ではなく妹の名前,裕美になっていました。
別にいいのかな,とそれを見せるとパスポートの名前と違うから通すわけにはいかない,と言われました。
でも今そこでチェックインしてきてこのチケットをもらったんだし,妹の名前と間違えただけだと主張すると,じゃあもう一度チェックインカウンターに行って替えてもらって来いというじゃありませんか。
通してもらえなかったらどうしようもないので,やむなくもう一度チェックインカウンターに戻り,その辺にいた航空会社の人に説明すると特別なカウンターに並ばせてくれました。
ところが,そのカウンターで事情を話すとこれで通してくれるから大丈夫,と言われました。
でも現に今通してもらえなかったから戻ってきたんだというと,じゃあ私が一緒に行って言ってあげるわ!とおばちゃんがガードマンに言いに来てくれました。
そして「電話でチケットの予約を聞いたから(でも私は電話なんてした記憶もないのですが)‘え’と‘ゆ’を聞き間違えただけだから通してあげて」と言い張り,結局そのままのチケットで通してあたったのでした。
そして搭乗の時間になり飛行機に乗り込むと,私の席に男の人が座っていました。
そこで席を間違えているのだろうとお互いにチケットを見せ合うとどう見ても全く同じ席になっています。
どうやら妹の名前が二つあったので,一つは消されてしまったようでした。
そこでどうなってるのか,どうすればよいのか聞きに乗務員さんのところまで行くと,私を見るなり名前を聞き,答えると私が手に持っていたチケットの半券をさっさと取り上げて,こっちがあなたのよ,と新しい半券を握らせました。
見るとちゃんと絵美の名前になり,違う座席番号が書かれていました。
んまー,全くなんなのこの態度は,と思いつつもあまりに悪びれずにチケットを取り上げられたので,なんだかおかしくなり,席に戻っておじさんに新しい席をもらったから,というと3人で一緒に旅行してるなら自分が新しい席に行くよ,と言って私とチケットを交換して移動してくれました。
(← ニューアーク国際空港)
そうしてようやく無事バッファローに向けて飛び立つことができました。
さて,バッファロー空港に着くと,今度は国境を越えてカナダのナイアガラ・フォール・シティまで行かなくてはなりません。
たまたま空港にいた日本人の現地ガイドさんに聞くと,タクシーで行ったら高いからバスでナイアガラの滝まで行って,そこからタクシーに乗るといい,という話。
それでは,とまずはバス停まで移動です。
バス停で時刻表を見ると,ナイアガラ・フォールズ行きのバスというやつの時刻が書いてありました。
じゃあこれに乗っていけばいい,と待っていたのですが時間になってもさっぱりバスが来る気配がありません。
あまりに遅くて心配になってきたので,たまたまそこに止まっていたバスの運転手さんに聞きに行ってみることにしました。
すると,彼曰くここからナイアガラ・フォールズに行くバスは出ていないからとりあえずダウンタウンまで行ってそこから乗るしかないよ,と言われました。
それじゃあダウンタウンに行くバスはここから乗れるのかと聞くと,乗れるけど当分来ないよ,と言います。
そして何やら考えていましたが,このバスがもうすぐ出るからこれに乗って地下鉄の駅まで行って,そこから地下鉄でダウンタウンまで行って,さらにそこからナイアガラ・フォールズに行くバスに乗りなさい,と言われました。
(← 乗ったバス)
そういう訳でそのバスで行くことになったのですが…来もしないバスの時刻表を書いておくとは,一体どうなってるんでしょう。
さて,バスが動き出し,走ること1時間近く。
サウス・キャンパス・レイルウェイという駅にたどり着きました。
そしてそこでバスを降りて,運転手さんがこのチケットでそのまま地下鉄に乗ることができる,と言ったのでそのまま地下鉄に乗りました。
(← サウス・キャンパス・レイルウェイ駅)
しかし,駅には誰もおらず,改札らしきものも存在していなかったので,もしかしてみんなただ乗りしてるのかしら,と疑いたくなるほどでした。
ところで,地下鉄に乗ったはいいのですが,ダウンタウンに行くときはどこの駅で降りるのか誰も知らないのでした。
運転手さんが言っていたことを頑張って思い出してみてもどこだったか,はっきりとしません。
そこでなんとなくここだ!と適当に降りてみました。
やっぱり違う駅でした。
あてどなく乗っているわけにもいかないということで,その辺にいた人に聞くと,チャーチで降りたらダウンタウンだと教えてくれました。
しばらく乗っていると,突然電車が地上に出て,どうやらそこがダウンタウンのようでした。
(← 乗ってきた電車とチャーチ駅)
地上を走っている何駅かの区間は路面電車のようになっていてどうやらその区間は,ただで乗っていいようでした。
(← バッファローのダウンタウン)
チャーチに着いて無事バス停を発見しましたが時刻表は見あたりませんでした。
一体みなさんどうやってバスが来る時間を知っているんでしょう。
仕方がないので,来たバスに確実に乗ることができるように道ばたのホットドッグ屋さんでホットドッグを買って,昼食に食べながら待ちました。
そして食べ終わってちょっとした頃に,ちょうど待っていたバスが来ました。
またもやバスに揺られること1時間半近く。
ちょっと賑やかな街の中に来て,アメリカ側の滝に着きました。
それまでバス停とバス停の間がとても離れていたので,ここで降りないととんでもない所に行ってしまうかも知れないと思い,慌てて運転手さんにカナダ側の滝に行くかと聞くと,次のバス停だと言います。
次なら,まだしばらくはあるのかと思っていると,30秒くらいでまた止まってここだと言われました。
降りてみると,どうやらそこから滝のすぐ近くにかかる,国境となるナイアガラ川を渡るためのレインボー・ブリッジ(天気が良いと滝に虹がかかるのでこの名前だそうです)を自力で通ってカナダに入らなくてはならないようでした。
歩いても行けるそうですが,その時は重いスーツケースがあったのでタクシーを止めました。
しかし最初の2台は2台ともカナダには入れないから,入れるタクシーを止めるように,と言っていました。
どうやら国境を越えるための資格のようなものを持っているタクシーとそうじゃないタクシーがあるようです。
2台目のタクシーの運転手さんが,越えられるタクシーを無線で呼んでくれて,無事ホテルに向かうことができました。
国境ではパスポートを渡すとちらりと顔を見て,そのまま通してくれました。
ドライバーは身分証のようなものを出しただけでした。
ホテルにチェックインを済ませ荷物を置いたら,ナイアガラ・フォール・シティの散策に出かけました。
(左より順に,ナイアガラ・フォール・シティの街の中,フランケンがハンバーガーを食べていた,お化け屋敷)
(← 道ばたでエイリアンに会った)
ホテルは滝のすぐ近くで,ホテルの周りにはレストランやおみやげ屋さんがたくさんありました。
そこの街は,まるでプチ・ラスベガスというか街全体がまるでテーマパークのような所でした。
至る所に派手な看板や飾りを付けた店が建ち並んでいました。
その日はカフェのようなところで休憩して,いろいろな店を見て歩き,ナイアガラの滝をちらりと見てご飯を食べ,ホテルに戻りました。
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