さてさてそうこうするうちに晩ご飯時になりました。
ホテルはMRTの駅の近くだったので,その最寄り駅からMRTで数駅にあるニュートン・サーカスというホーカーズに行ってきました。
(←ニュートンサーカスに向かう道で)
ホーカーとは「屋台引き,行商人」という意味らしく(ガイドブックによりますと)屋台を一カ所に集めて,政府が衛生面などを管理しているところがホーカーズなのだそうです。
シンガポールの庶民の味を味わうことができ,なによりとても安いので,私たちはほとんどの食事をホーカーズですることに決めました。
その初めての場所がニュートン・サーカスでした。
(←道の向こうにニュートンサーカスが見える)
ニュートン・サーカスはMRTのニュートン駅のすぐ側で,いい匂いも漂ってきたので場所はすぐに分かりました。
さて,何を食べようかと迷いましたが,まずはワンタン麺のようなものから。
いろいろとガイドブックで見て食べたのですが,あまりにいろいろ食べたので,いつ何を食べたのかは定かではありません。
でもこの日の食事は忘れられない印象的なものでした。
それというのも,まずそのワンタン麺を二人で食べ,次は何に挑戦しようかとホーカーズの中をうろうろしていると,お店の人がカニはどうかと聞いてきました。
(←ニュートンサーカスの中。両側に店が並んでいる)
100g3ドル,と言われたのでじゃあそれを食べてみようか,ということになりました。
チリ・クラブという料理でその名の通りちょっと辛いチリソースで炒めたカニです。
カニ100gじゃ少ないからということでチャーハンのようなものも注文しました。
まずはチャーハンを食べていると,これから調理するというカニを見せてくれました。
私たちが見慣れている姿ではなかったので,こんなカニなんだ〜,と言いつつもチャーハンを食べ続けていると,調理が始まりました。
見ているとカニの甲羅を包丁でたたいて砕いているようです。
ん?あのカニ全部料理するの?あれで100g?・・・。
は!もしかして100g3ドルっていうのは100g出てくるって意味じゃなく,単純に100g単位の値段を言ってるのでは,と気が付いた時にはカニはすでにフライパンの中だったのでした。
そしてやはり丸ごとのカニが出てきたじゃありませんか。
とてもおいしかったけれど,辛いので汗がとまらず,しかもそれまでに麺とご飯を食べていたので,お腹がいっぱいになりました。
その日は私たちの旅で一番豪華で一番たくさん食べた食事でした。
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