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パース最終日,親子丼をつくる

 3月3日は,4日の昼に飛行機に乗るので,実質パース市内を歩き回るのは最後の日です。
 この日はまたもや午前中に西オーストラリア美術館に行ってきました。
西オーストラリア美術館
 (←西オーストラリア美術館の入り口)

 博物館のすぐ隣にあって,これらはどちらも無料で入ることができます。
 美術館では近代アーティストの作品やアボリジナル・アートなども見ることができ,じっくり見て回ると結構時間がかかります。

ホットドッグ屋さん  
 その日のお昼に初日にも食べたマーレイ・ストリート・モールにあるホットドッグ屋さんでホットドッグを食べました。
 初日とは違ったソーセージを選んで,これはいつでもなのですがタマネギとチーズをたくさん挟んでもらい,とてもおいしかったです。

 (ホットドッグ屋さんを背景に→)

 そして,そのまま電車に乗って,ホストファミリーのところに行きました。
 次の日に帰るまでに,もう一度は会おうと言っていたので,その日に行ったのです。
 その日は私が夕食に親子丼を作りました。
 
 ちょっとややこしいのですが,私が2年前にホームステイを始める前に2週間だけ短期で来ていた日本人の女の子がステイしていたそうで,その子がお土産にとすき焼きのたれを持ってきていたのです。
 それを使って,住んでいた時に親子丼を作ったのですが,それが好評で,何度も作ってたれを使い切ってから帰国したのです。
 そして,今回その時と同じたれを見つけてお土産に持って行ったのですが,それを使って作ったのです。
 
 以前は私が作っていても,見ているだけだった子供達が,今回は手伝いたいと言ってやって来ました。
 しかし,私が切った鶏肉をボウルに入れようとして包丁の側に手を出し,危ないから切り終えてからね,と何度もいうことになったり,卵を割ってくれたものの殻ごと入ってしまって苦労して取り出したりと,楽しいハプニングがたくさんでした。
 そして無事完成した親子丼,一番下の子だけは今回が初めてです。
 気に入ってくれるかな,とどきどきでしたが大丈夫だったようです。
 すき焼きのたれのようなちょっと甘いような味が,子供達は好きなようでした。
 
 みんなでご飯を食べている時に,遊んでばかりいてちゃんとご飯を食べない長男にホストマザーが「ちゃんと食事してちょうだい」と言ったところ,「絵美に帰ってほしくないから食べない」(食事が終わって片付けたりシャワーが終わったら私をホテルに送っていくので)と言うではありませんか。
 2年前よりもだいぶん言葉が通じ合えるようになり,久しぶりに会えたことや,私が日本から来たので,会うのが簡単ではないことを以前よりずっと理解するようになったようで,あの時も帰り難かったのですが,今回もますます別れ際は寂しいものがありました。
ブルーキャットのバス停

 (パース市内を南北に走る無料バスのブルーキャットのバス停→)

 今度こそ,次が何年後になっても私のことを覚えていてくれるでしょうか。
 私がいた時にピアスをほしがっていた長女がもうピアスをしていたり,会話ができるようになっていたり,見た目にもすごく身長が伸びていたり,子供達がすごく成長していたので月日の流れを感じましたが,久しぶりに会ってもみんなとても親しげで変わっていませんでした。
 外国の土地をあんなに懐かしいと感じることがあるとは思ってもいませんでしたが,土地も人もすごく懐かしく,かわいい子供達とホストファミリーに会えただけでも今回行った甲斐がありました。
 
 その日も,ホテルまで送ってもらい,すごく名残惜しく別れたのですが,帰る前から絶対にまた来ようと思えました。