18日は,バンコクの観光名所,ここに行かずしてどこに行く,というくらいの場所であるワット・プラケーオ(エメラルド寺院)と王宮,ワット・ポー,そしてワット・アルンに行ってきました。
(← BTSのパヤータイ駅。ホテルから最寄りの駅で,よくお世話になった駅です。BTSとは「Bangkok mass Transit System」の略のようですね。)
そこまでの行き方は,バス,タクシー,トゥクトゥクなど様々ですが,私たちはBTSで南方向の終点,サパーンタクシン駅まで行き,そこから船に乗って行くことになりました。
朝食の後ホテル最寄りのBTS駅から乗って,まずはサパーンタクシン駅まで移動です。
(← ここから船に乗るサートン桟橋です。)
そしてBTSを降りると,他にも観光客が乗っており,一緒な方向に向かっているし,そうでなくても分かりやすいところに船着き場がありました。
(← これから乗る船です。船には3種類あり,これから乗るのは旗のない各駅(各桟橋)停車(停船?)の船です。)
船はバスと同じで,先に料金を払い,降りたい船着き場が来たら好きなように降りるというシステムになっています。
船に乗り降りする人が少ないときは,しっかり停止せず,船着き場に近寄るだけなのですが,みんな上手に飛び乗ったり飛び降りたりしていきました。
(← 船の上からチャオプラヤ川両岸の風景を見る。)
私たちはまず,ワット・アルンに行きたいと思っていたのですが,ワット・アルンのある側の岸には船がとまらないので,その対岸であるワット・ポーの側の船着き場で船を降りることにしました。
船を降りるとすぐにアユタヤ行きの船などの客引きをするタイ人が近寄ってきましたが,ワット・アルンに行きたいと言うと,すぐ横の船着き場から2バーツで行けると教えてくれたので,2バーツのお金を払って船着き場にいた船に乗り込みました。
すでに2人ほど乗っている人がいましたが,私たちが乗っても,その後から来た人たちが乗ってもいっこうに出発する気配がありません。
どうやら乗客がいっぱいになったら出るようで,その後少しずつ増えていく客がいっぱいになるまで川の上で波に揺られていることになったのでした。
(← ワット・アルンの仏塔)
さて無事に対岸に渡り,いよいよワット・アルンを見て回ることになりました。
ヒンドゥー教のシヴァ神の住む聖地,カイラーサ山を形どったといわれるとてもきれいな仏塔とその周りの装飾を見て回り,船の上からの眺めだけではなく近くからも堪能してきたのでした。
(← ワットアルンにて。「ウォーリーをさがせ」ならぬ「父をさがせ」。寺院と一体化する父。かなりダラブチかも……)
帰りは来たときと同じように,再び2バーツの船に乗って対岸に渡り,今度はワット・ポーを見に行きました。
(← ワット・ポー)
このワット・ポーにはリクライニング・ブッダの呼び名でも親しまれている巨大な寝釈迦像があります。
(← ワット・ポーの寝釈迦像)
何度見ても飽きないこの大きな仏像の周りをもう一度歩き,お寺の敷地の中を見て回りました。
(← ワット・プラケーオに行く途中,道路の向こう側にあるタイの国防省の建物)
ワット・ポーを出た後は,いよいよワット・プラケーオと王宮を見に行きました。
入るチケットを買うと一緒にコイン博物館の入場券が付いてきました。
これはチケット売り場からワット・プラケーオと王宮の入り口の間にある建物で,せっかくなのでまずはそこを見に行ってきました。
コイン博物館とは言ってもコインだけがあるわけではなく,むしろコインよりもきれいな装飾の剣や冠,勲章などがたくさん展示されていました。
その博物館を出るといよいよワット・プラケーオです。
(← ワット・プラケーオにて)
まずは本堂に緑色の仏様を見に行くのですが,その日はお経かお説教か,たくさんのタイ人が本堂の中でお経をあげており,私たちは外からしかその姿を眺められなかったのですが,外からでも十分に見ることができます。
そしてアンコール・ワットの模型や金色の塔,タイ独特の華やかな建物を十分に楽しんだ後,回廊を通ってきました。
(← ワット・プラケーオの中にあるアンコール・ワットの模型)
この回廊にはラーマキエン(インドの叙事詩ラーマヤナのタイ版)の世界が描かれており,一種独特の世界を味わうことができます。
そしてその後王宮を見に行きました。
(← 王宮)
王宮では主に2つの目立つ宮殿があり,私たちもそれを見てきました。
どちらも中には入ることができないので,外観を楽しんできましたが,十分満足できました。
その日は暑い中を歩き回って疲れ果て,ご飯を買ってホテルに帰り一日が終わりました。
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「わっー,これが2バーツの渡し船!」
「きゃー,ここから乗るのが2バーツ!」
「ほんとに2バーツや!」
と騒ぐ娘は,以前にこの川を渡るときに,この船着き場がわからず,別の船着き場からそこに泊まっていた船と交渉して対岸に渡ったらしい。
そのときは値段の交渉をして,それでも200バーツでこの川を渡ったのだった。
その分を取り返すべく,今回2バーツの渡し船に乗り,やたら2バーツにこだわるのだった。
ちなみに,これが今回の旅で一番安かった交通費である。
その次は路線バスで3.5バーツだった。
白い塀際を歩いていると,すたすたと男の人が近づいてくる。
「Hello.」を声をかけて,しばらくついてくる。
「Are you from Japan?」
「Yes.」
広い敷地で,門がたくさんあるのだが,入れる門は限られている。
入れないところには柵がしてある。
ちょっと歩いて,柵のある門を指さして男が言う。
「Closed.」
「Open at 11.」
今は閉まっていて,11時までは開かないから,ほかのところに連れて行ってやるということらしい。
横で娘が「これいつもの手やよ。」と言う。
「No thank you」と言いながらも,「そういえば,地図によれば,この建物の入り口って反対方向じゃないんか?」と娘に聞く。
「う〜ん,そうかも。」と,いきなりその男と反対方向に向かって歩き出す。(実際,反対方向が正しかった。)
相変わらず方向音痴の娘であった。
正しい方向にきちんと歩いていれば,もう少しこの手の客引きからはのがれられるのかも……
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